日本の0-2歳向け伝承遊びの本が、ロシアで出版されました！
福島県白河市の永野美代子さんの本がなんとロシア語で出版されたとの嬉しい知らせがありました。
ВО ЧТО ИГРАТЪ С ДЕТЪМИ？（子どもと何して遊ぶ？）
（原題は『子育て支援の親子遊び30分プログラム』チャイルド本社）
久しぶりに書きます。 迷ったけれどやっぱり 報告しようかな。 今日、自宅に帰宅したら、 届いていた一冊の本は、 ５年前の秋に出版させていただいた私の本の ロシア語バージョン。 確か２年くらい前に日本の出版社にロシアの出版社から翻訳オフ...
Posted by Miyoko Nagano on Tuesday, October 25, 2022
表紙がむっちゃかわいい💕 МИЁКО НАГАНО（MIYOKO NAGANO） って永野さんの名前がキリル文字で書いてある！！すごい！！
どの国にいても、どんな国にいても、生まれてきた赤ちゃんは、自分の体を使って遊ぶ・遊んでもらうのが大好き。大人が同じパターンを繰り返すことで、言葉や体の部位の動かし方、バランスのとり方、五感のセンスを身につけていくこともできます。
日本でだんだんと失われつつある伝統の赤ちゃん親子遊びを、わかりやすく使いやすく説明して、みんなで30分位遊べるようにした本です。日本語バージョンは、ちょっと保育園保育園しているというか、な本だけど（笑）、中身は保育士でもないおばあちゃんの私に役立つ内容です。
実は、保育士さんも子育て支援をしている人たちも、もうそれを自然に知っている人たちとは世代が変わってしまって、学ばなければ知らない人がほとんどでしょう。つまり、今は、そうやって遊んでもらっていない赤ちゃんが多いのです。
さらには、有名な手遊びを数個は知っているけれど、バリエーションがないとか、流れが作れないという専門家も多いのではないかと思います。実際のところ、一つ一つの遊びをやっても、みんなが集まっている場では、流れにならないとみんながうまく乗れないこともあって。
この本には、そういったさまざまな配慮も含めて、永野さんが現場で考えに考えてきたことが、さりげなく、学べるように、書かれています。
（それはあたりまえに思えるからみんなが書かなかったり、さりげない気働きだからできる人にしかできなかったり、地方のおばさんのやっているあたりまえのことだから自分が考えたことにしていいだろうと勝手に専門家の業績づくりに使われちゃったり（あのときはびっくりしたなあ）？！するようなことなのです。普通を普通にするって一番難しいですね）。
福島のたんぽぽサロンと近隣の子育て支援の場で、彼女が親子と展開している活動がきちんと社会に知られるようになって、他の人たちにも役立つようにするには、本にするっきゃないね！とチャイルド本社の編集者、瀬川未佳さんをご紹介して、そこからつながって本になったのが2017年。5年後に、こんな展開になるとは！！
赤ちゃんの感覚統合は、外遊びの中で、可塑性の高い自然のものに触れる中で身についていくと同時に、家の生活の中で、親を始めとする人間とのふれあいの中で身についてもいくもの。
コンテナ型の大型おもちゃの中に入れられて、自分は体を使わないばかりか拘束されたままで、色きらびやかな目を引く飾りに遊んでもらっている赤ちゃんが増えているのを聞くにつけても、こういう体と体の触れ合いの中でバランスを取る遊びがまだ日本に残っている間に、伝承されていくといいなあと思います。
（いつか、ロシアの遊びとして残って、日本ではもうなくなった、なんていうことになってしまうかもしれないという危機感さえ出てきてしまいます）
60歳の私も、昔からの伝承遊びはほとんど知らないのです。かつて40代の頃に50代の保育士さんが、次々と繰り出す伝承遊びをうらやましく見ていた自分がそのままその保育士さんの年齢を超えてしまいました。
本来は見様見真似の繰り返しで自然に身につけていくものなんだろうけれど、されたこともしたこともないから、できないのは寂しいです。
今度、孫とやってみよう、と改めて思うと同時に、一緒に学んでくれるジジババがいたらなあとか、地域にそういうジジババが量産されたらいいなあとか、妄想もじわじわと出てきました（誰かやりませんか？）。
そうか、永野美代子さんに東京に来てもらって、親子遊びワークショップをして、私は参加者になればいいんだな。私も道を探しますが、誰か彼女を呼んで、私に参加させてください！！！出版社さん、やってくれないかな～～（最近、つぶやくと実現することが多いので）。いや、それとも私が行って2-3日修行させてもらえないかな～。妄想が膨らんで、わくわくします。
参考）
ロシア語のアルファベット入力キーボード
ローマ字キリル文字変換
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#白河 #永野美代子 #一般社団法人ジェイス
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