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子供の描いた母の絵

たまたま巡り合って読んだマリリンさんの記事。
娘さんが描いてくれた自分の絵が悲しそうだった 
という話を読んで
私も息子が描いた絵のことを思い出してしまった。



我が息子の絵は保存していない。
どんな絵だったかというと
四つ切りの大きな画用紙に、小さな家が描いてあって
窓の中で私が笑っているのである。
母の日のイベントだったかもしれない。
その幼稚園は、のびのび大きな絵を描かせる指導をする。
はみ出したら紙を足してくれるくらい。
そんなふうに大きなカブトムシを息子も描いたことがあった。

息子の絵の小さな家は
黒い線の雨に降りこめられているのであった。

子どもの絵に込められるあれこれが細かくわからなくても
なんかいろいろ察してしまうだろう絵。

一応、絵の中の私は笑顔であったが。

先生たちも展示するのを迷ったかもしれない。
周りの絵には、画面いっぱいのお母さんがいたのだから。


夫婦としてやっていけないと考え始めていたころだった。
それでもその絵を見て
子どもへの悪影響を反省はしたのである。


それから30年。

この「クリスマスイブ」のころには別居していたのであった。
正式離婚までに時間がかかったのであった。


ヘッダーの絵は、版画美術館でこの前見た作品。
名前も覚えていなくて申し訳ないです。

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