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今日もひと箱

少し前まで、「開かずの箱」を開けようなんて思っていなかった私。
今は一つずつ開けて、そこそこ捨てている。
手つかずの箱が。まだ数箱ある。
今日 一つ開けたら、本当に古い箱だった。
結婚前くらいの奴である。
ノートの類は、さすがに捨てることができる。
というか、
名前が書いていなくて返せなかったノートがまだあるとか
どれだけ捨てられなかったのかと呆れる。

手書きの学級通信も出てきた。
まだ、ワープロさえなかった時代のもの。

教育予算が少なかった当時
初めてのテストは、なんと「ガリ版」で作った。
コピーは、いわゆる青焼き。
「高いから青焼きにしてください」と事務の人がよく言っていた。

その後、ワープロができても、最初のラップトップは
ディスプレイに一行か二行だった。
プリンターがついているから重いのだった。
インクリボンで印刷されたものは、もう読めるものはない。

その頃の生徒会直属の新聞委員たちの新聞も残っている。
きれいに書かれたガリ版刷りで、裏表印刷。
文章も、もちろんしっかりしている。
思わず、保留。

捨てる決心はいつでも付けられると思いつつ。
そういう、
決断できなかったものでも、今回はかなり捨てたのだが。

新居のレイアウトを考えながら、
本ももう少し、減らさないといけない。
収納が少ないので、箱とにらめっこする生活になるかも。

笑わなくても負けそうである。




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