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鯉のぼりは、外で空を泳ぐもの。


鯉のぼり

1、甍(いらか)の波と雲の波、
 重なる波の中空(なかぞら)を、
 橘(たちばな)かおる朝風に、
 高く泳ぐや、鯉のぼり。

2、開ける広き其の口に、
 舟をも呑(の)まん様(さま)見えて、
 ゆたかに振(ふる)う尾鰭(おひれ)には、
 物に動ぜぬ姿あり。

3、百瀬(ももせ)の滝を登りなば、
 忽(たちま)ち竜になりぬべき、
 わが身に似よや男子(おのこご)と、
 空に躍るや鯉のぼり。

 

「屋根より高い鯉のぼり」という歌よりも
この「いらかの波」の鯉のぼりが好きなのである。

もっとも三番は前半をうろ覚えだっただけなので
「わが身に似よや男子」
という歌詞は、なるほど明治大正っぽいと思ってしまった。



温室育ち、的な

この前、季節感を感じた図書館の鯉のぼりだったけれど
絶対に風を孕むことはないんだろうな と思うと
なんとも言えない。

安全のためになかなか外で遊べない都会の子という感じで。


いじめや虐待に合わないのだったら。
その場所なりの幸せはあるか。

健康で文化的な最低限の生活が憲法で保障されていること。
守られているとは思えない事例が増えているようだけれど。

そして。子どもには
さらに愛がなければ。
聖書にそんな言葉があるらしいけど。

また暑い日々が始まる。
車の中に放置される子どもがいませんように。



我が町にはこういう河原とかがなさそう
太い柱を立てなくてはならないし


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