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佐伯祐三展
佐伯祐三は、ちょっとユトリロに似ている、と思っていた。
影響されていた一時期があったんだそうだ。
エコール・ド・パリの中に入っている。
30歳で亡くなった画家。
でも亡くなる頃には、フランスでも売れ始めていたらしい。
家族も結核で亡くなっていて、自分もという予感はあったそうだ。
寒い時期に雨に濡れて肺炎になったことがあって
それが直接的な引き金になったという。
幼い娘も彼の死から間もなく亡くなったという。
二人のお骨を持って帰った妻はどれだけ辛かったか。
活躍期間が短いのに作品がたくさんあるのに驚いた。
戦争等で焼失してしまった作品もあるらしいのに。
フランスに行ける財力は、絵具も惜しまず買えるという事だ。
日本の風景とパリの風景とでは湿度感が違うと解説にあったが
確かに、と思ったりした。
高架の絵が何枚かあり、
つい「わが人生はありやなしや」とつぶやいてしまった。
遺作に近いころの作品に扉を描いたものが二枚展示してあった。
その扉を、生きて、開けて、
向こうの景色を描きたかっただろう。
若すぎる死だ。
生まれる時代も選べない。
![](https://assets.st-note.com/img/1678451329202-Qgds2Hcpbn.jpg?width=800)
思い立って、行ってしまった。
カレンダーを見ていて、春休み前に、と思ったらさほど余裕もなかった。
東京ステーションギャラリーには、初めて行った。
ネットで管理しているわけでもなくなったのか、
かなり混んでいた。管理しての人数だったのか。
![](https://assets.st-note.com/img/1678462688722-TrVz4gFOhe.jpg?width=800)
下調べをちゃんとしていったので、降りてすぐに
丸の内北に着いた。
![](https://assets.st-note.com/img/1678451672518-wEktfx7XGo.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1678451991701-ahRRtYREcp.jpg?width=800)
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