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【旅記録】チャーメ トロンラ アンナプルナトレッキングスタート

サボっておりました。というか忘れていました。

前回書いたのが、去年の8月30日。
いろいろとやっていたので後回しでした。

さて、今回はチャーメから、最初の高所トロンラ(5400m)の記録です。

ちなみに、トロンラは、トロンパスと書かれたり、トロンラパスと書かれたりします。

トロンラのラは、峠という意味です。
パスも峠という意味があります。

それを理由に、統一しろ!という文章を読んだことありますが、そういう人には「いちいち、うっさい」といいたくなる性格です。

9月5日
早速、チャーメの朝から記録をスタートしましょう。

朝食は、
何かをクリーム状にしたものを食べました。
日記にも「よくわからないものをオーダー」とあります。
この旅で、唯一全部食べきれなかったのがこれです。

未だになんだったのかわかりません。なんかの野菜?写真撮っておけばよかった。

8時にトレッキングスタート。

チャーメのまちなかを矢印に沿って歩きはじめました。
荷物は25kg強。ちょっと心配です。

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町を出たところにこのような文字が。
ブッダは、ネパールで生まれた、と書いてあります。
ここはすっごい北で、生まれたのはだいぶ南なんですけどね。
まぁこの辺はチベット仏教が主流だからね。
ちなみに、カトマンズでは、ヒンドゥー教が強い。

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最初はこんな感じのトレイルが続きます。

ひたすら歩く。

この時は、まだ重い荷物を持ったときのステップを体得していない時期だったので、すごく疲れたのを覚えています。

この日は6時間ほどで、アッパーピサン3300mへ到着。

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町に入ってすぐの宿へ泊まる。
イスラエルから来ているグループに絡まれた。うるさい。

宿は、可愛いですよね。
ちなみに宿泊費は、200ルピー
夕食は、ダルバートを注文。ダルバートに基本ハズレはない。おかわり自由なのが嬉しい。


めちゃくちゃおかわりして、スイス人に笑われた。

シャワーを浴びて就寝。

9月6日
朝食はチョコレートパンケーキを注文。
半分食べて、半分はランチに。

8時出発 目的地はマナン3600m。
2500mを超えたら、一日に上げていい高度は500m以内というセオリーがある。

よくストレッチをしたことや、アミノ酸サプリを取ったことがよかったのか、
思ったよりも筋肉痛や疲れがない。
高所への不安があったが少し安心。

ちょっと道を間違えてしまったが、13時半にマナンへ到着
振り返ると、ここは好きな町の一つだ。また行くことができるかなぁ。

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マナンでは、高度順応のため2泊の予定
到着した日はのんびり過ごした。

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のどかできれいな街だった。大変なことをたくさんあるんだろうけど。

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夕食は、またダルバート。
安くカロリー補給したい時はこれ。

9月7日 マナンにて高度順応
朝ごはんは、ヤクチーズのトースト

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ヤクチーズは油が多くて、その油が合わなかったのか、すこしお腹を壊しました。
この旅でお腹を壊したのはこのときだけ。笑


高度順応ということで、近場をトレッキングしました。

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標高としては3900mくらい。
日本のどこよりも高いことになります。
なんだか少し嬉しかった。笑

氷河もこの日、初めて見たんですよね。

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夕食は、シェルパシチュー。ヤクの肉が入っています。おいしい。

9月8日 ヤクカルカ4050m へ
崖沿いを通りつつ4時間ほどで到着。

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のどかな道も多い。

夕食はダルバート。笑

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このあたりから、電線がなくなり、ソーラー発電に。

夜は、あまり寝付けず。高山病か?

9月9日 トロンフェディ4500m へ
早朝 きれいに晴れた。実はこれまで雲が多く、7000m以上の山々は見えていなかったんです。

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ヒマラヤへ来たんだ、と初めて感じました。

朝ごはんは、パンケーキとはちみつ。

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まぁまぁ。

8時ごろ出発し、トロンラの手前の村、トロンフェディへ。

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4時間ほどで到着。
やはり一歩一歩がすこしきつくなってきている。

お昼ごはんを作るために、ライターに火をつけようとしたら、点かず。

高所で酸素が薄いからつきが悪いようだ。
色々工夫してやっとの思いで点火。おにぎりをたべる。

いよいよ、翌日は5400mへ向かう。5時出発なので、早めに就寝。

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夕食は、スパゲッティでした。

9月10日 トロンラからムクティナートへ
4時起床。あまり寝られず。
尾西食品のご飯をたべ、5時出発。

トロンハイキャンプ4900m?で、雷鳥のような鳥を見た。

このあたりから、本当にきつい。30歩に一度休憩を入れないと進めない。

何がどのくらい酸素を使っているのかわかる。

歩くことは問題じゃない。酸素が足りなければ、足が止まる。そして酸素が補給されるだけ。

問題は、感情の動きだった。右に崖があったとき、恐怖を感じると、クラっとして倒れそうになった。あの丘を越えたら目的地かも、喜びを感じると、吐き気が襲ってきた。

だから、無心で足を運ぶ。思考は問題ではなかった。

感情の動きだけが脅威だった。

ただ歩く。以前、ただ座る、という座禅をやったことがるけど、それを思い出したが、それが生ぬるく感じた。

チベット仏教で、無になる修行が行われるのも合点がいった。
お遊びや、誰かに言われたからではなく、それができるかどうかが、本当に重要ということ。

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5時間ほどで、トロンラに到着。

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荷物を下ろせば、意外と走れる。笑

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ほぼ同じ日程で進んできた、オランダ人に雇われているガイドさんと記念撮影。

少し休憩して、あとは下るのみ。

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まだまだ下る。

全部で1500m下り、どんどん元気になり、ムクティナートへ到着。

疲れてて写真なし。宿は、ハズレを引いた。笑

とりあえず、最初の難所をクリアした僕。

少しの達成感とともに眠りについた。

ということで次回は、

ムクティナートから、アンナプルナベースキャンプまでを書こうと思います。

お読み頂きありがとうございました!

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