2024.2.27 セーター着てもらえないなら編む時間もったいなくね?
家族に夕食を作るとき、見栄えや栄養のバランスを考え、メイン料理の脇にサラダ菜にドレッシングをかけて添えた。自分としてはメインと合わせて食べて口直しにしてほしいのだけど、家族は誰もたべやしない。
食べてもらえぬサラダ菜をひとりつまんでいるとき、ふと「♪着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます」のメロディが頭に浮かんだ。
なんだっけ、なんだっけこの曲…と検索したら、都はるみの「北の宿から」だった。
作詞:阿久悠、作曲:小林亜星 なのね!すごい!!
亡父にカラオケスナックに連れ回され平成初期を過ごした自分、懐かしすぎて思わずしんみり。
いやでも、着てもらえない前提のセーター編むの、糸もったいなくないか?編み終わったセーターはほどくの?自分で着るの?資源の無駄じゃね?SDGsは?とかいろいろ考えてしまう歌詞ではある。何より時間がもったいない…。「女ごころの未練でしょう」とはるみ嬢は唄うが、まぁこういう女性は、平成にも令和にも歌詞の中にしか存在しない、イマジナリー美女だろうなぁ。
あ、でも、食べてもらえぬサラダ菜を、満腹こらえて口にする私にも、はるみ性が多少あるのか?北の宿ならぬ、町の家から、ひとり口ずさむ。
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