見出し画像

【a16z】序文 #1/5 [Introducing the 2022 State of Crypto Report]翻訳解説


by Daren Matsuoka, Eddy Lazzarin, Chris Dixon and Ro

(A16zが5月17日に発表したレポートの全て<序文からスライドまで>を翻訳と解説していきます。その内容は詳細かつ明快になるように可能な限り、忠実且つニュートラルに記述しています。 Nobuaki  Ninomiya. 二宮暢昭)
■序文のみでも多くのコンテクストが存在するのでここも5回に分割して記述していきます。

【序文 #1/5】
10年近く前にこの暗号資産セクターへの投資を開始して以来、暗号資産の状態は大きく変革してきているのを感じます。
本レポート(Stateof Crypto:現段階での暗号資産セクター)は、a16zのトラックしたデータと私達が袖触れ合った無数の起業家やアントレプレナーズの両方の視点を参考にして、暗号資産業界のトレンドを年次概要としてまとめた第一版となります。

これは、インターネットの進化を理解しようとするすべての人を対象としています。特に、クリエイターや他の起業家に影響を与えるためと考えもらって大丈夫です。

そしてWeb2の集中型テクノロジープラットフォームに代わる、分散型のコミュニティ所有および運営の代替手段への道に進んでいます。
上位のテーマは、以下の5つのサマリーにまとめられていますが、必ずこれらの50Pのスライドを掘り下げ、行間まで熟読ください。
(本レポートはダウンロードが可能です。また、a16z暗号資産ニュースレターに登録して、今後のリソースに関する洞察/レポートや最新情報を引き続き入手してください。)

【5つの重要なポイント (#1/5)】
#1私たちは以下のスライドの4番目の 「価格革新」サイクルの真っ只中にいます。市場はSeasonableなものであり、暗号資産も例外ではありません。夏は冬の寒さに道を譲り、冬は夏の暑さの中で雪解けします。暗い日にビルダーが行った進歩は、忘れた頃に楽観的な結果をもたらします。最近の市況の低迷が見受けられますが、そのような時期に入る可能性があります。
(二宮:明けない夜はない,,ということを言っています)

暗号資産はその価格が不安定であり(Volatileが大きい)、そのサイクルは混沌としているように見えますが、ChrisとEddyが2020年に最初に指摘したように、基礎となるロジックが機能しています(スライド9〜12を参照)。
一部の業界では、暗号通貨では主要な指標です。 価格はフック(上限/下限値が存在するようなニュアンス)しています。 数字/価格は人々の好奇心を高め、その好奇心がアイデアや活動を促進し、結果としてイノベーションを促進します。 このフィードバックループを「the price-innovation cycle:価格革新サイクル」と呼びます。これは、2009年のビットコインの開始以来、複数の異なる波動を通じて業界を推進してきたエンジンと言って過言ではない。


伝説的な投資家であるBenjamin Grahamがかつて主張したように、
「Mr. Market」は、活気と陶酔感から絶望と鬱病へと頻繁なブーメラン現象を起こします。
 Grahamの知見に、補足させてください。
Better to build】
2000年代初頭のドットコムクラッシュの余波でテクノロジーとインターネットを断念した各Foundersは、クラウドコンピューティング、ソーシャルネットワーク、オンラインビデオストリーミング、スマートフォンなど、10年の最高の機会を逃してしまったと考えてください。今こそがWeb3の検討の時期です。

【出典】a16z: Introducing the 2022 State of Crypto Report
 by Daren Matsuoka, Eddy Lazzarin, Chris Dixon and Robert Hackett

【スライドリンク】
https://a16zcrypto.com/wp-content/uploads/2022/05/state-of-crypto-2022_a16z-crypto.pdf


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?