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筋トレの「ゴールデンタイム」は無視しよう!

私が長いこと通っているジムは、体型に似合わず「ゴールドジム」です。
国内のボディビル大会が上位ほぼ独占で、ジム内大会のようにみえる、あのマッチョの聖地、ゴールドジムです。

なぜここに踏み込んだかというと、単純に朝7:00~やってたジムが当時はここしかなかったから。
ま~でも飽きっぽい私には、同じ部位を鍛えるのにも何種類かのマシンがある、ゴールドジムの方が合っていたのかも知れません。

というゴールドジムなので、トイレには、マッチョ雑誌の切り抜きなんかがよく貼ってあります。

そして、いま貼ってある記事に、
「筋トレ直後にプロテイン飲むと、お腹の調子が悪くなるから止めた」というビルダーの話が載ってました。

筋トレ終わってからの30分は、昔からゴールデンタイムと呼ばれ、この間にプロテインを摂取しないと筋トレの効果を最大限に生かせないという、文字通り「黄金のルール」が昔からありました。

近頃は否定する論文も出ているようですが、基本的には「効果があるかないか?」というトピックが多かったように思います。

ここで考えないといけないのは、体の「リソース」の話です。
身体のリソースは限られているので、ウェイトをどこに割くかと言うのが常に問題になります。

筋トレ後は、筋肉が切れたり、痛めつけられているので、体のリソースはその修復に向かいます。
その間に食べ物が入ると、筋肉の回復も遅れますし、消化吸収のリソースが足りずに、お腹を壊して、結局トータルでどうなん?という結果になります。

風邪のときに、おかゆを食べるのも、消化に回すリソースを抑えて、ウイルスや菌を撃退するのにエネルギーを使いたいからです。

多種類の漢方やサプリを飲むと効きが悪くなるのも、リソースが分散してしまうからです。

1回の食事に、2種類以上の炭水化物(例:米と小麦)を食べない方が良いのも、リソースが分散して、消化が悪くなるからです。

「最高の健康」を目指すのであれば、「体はリソースが限られている」という概念を認識しておくのは、とても重要になってきます。

そもそも大会での優勝を目指すような人でない限り、ゴールデンタイムなんて言葉は全く無視して大丈夫です。気分以外に大した違いはありませんから。

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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/僧侶/
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