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取り戻したい、日本が戦争で失ったもの。

2000年以上も続く、世界唯一の国、日本。

但し、第二次世界大戦の敗戦により、その連綿と続いて来た歴史や文化は分断されました。

精撰「尋常小學修身書」(小学館文庫) 八木 秀次 https://www.amazon.co.jp/dp/4094027769/ref=cm_sw_r_li_dp_P66400QZRMZZCVDE7FBE

こちらは、私がとても大好きな、戦前に使われていた教科書です。日本人が歴史上、学んできた、人間として大切なことを載せきった、宝箱のような教科書です。そこには読み書きそろばん以上の、大切な思いと魂があります。

これが敗戦により失われたのは大きな損失です。今からでも取り戻したい。それ以降、日本は生き方としても欧米の後を追うようになります。

私が一番取り戻したいと思うのは、この尋常小学校の教科書にもある通り、「人間の目指すべき生き方」です。

現代は、一にも二にも、お金、お金、お金です。お金の量の大小で、偉さが判断されるような世の中です。だから子供が目指すのも自ずと、お金持ちになります。これだけ大人が煽ればそうなるのは当然です。

昔はお金がなくても、西郷隆盛さんや二宮尊徳さんなどが尊ばれる世の中でした。世のため人のために、どれだけのことができたかという価値観です。むしろお金儲けだけを考えている人は、卑しい存在とみなされていました。

お金の良さを否定するわけではありませんが、日本人が歴史上培ってきた、「やっぱりこういう生き方が素晴らしいよね」という、価値観が失われてきつつあるのが非常に勿体なく感じます。

愛のある人ってめちゃくちゃ素晴らしいと思います。程度にもよりますが、お金儲けより難しいです。
大きな愛を得るには自分の内面へと向かう日々の鍛練が必要です。

私は小さな小さな活動ですが、「愛のある人」が尊敬され、子供が「愛のある人」を目指す世の中にしていきたいと思っています。そうすれば自ずと世の中は良いところになります。

お金を持っている量と、人間の素晴らしさは残念ながら比例しません。言うたら、足の速い人順に偉さを決めるみたいなもんです。大人や、ほとんどの子供がそこを目指しても、決して良い世の中にはなっていかないでしょう。

救いは、日本人には、教科書からは消えてしまったけど、この「愛のある人」を尊ぶ文化はまだ辛うじて残っていることです。
くすぶってるこの火種を、大きくしていくように何かをしたいな~というこの頃です。

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