![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145970149/rectangle_large_type_2_9a048d5d52233b998afed146d80c140c.png?width=1200)
ぺな!!
私&嫁は生まれも育ちも福島。
そんな2人だが今は北海道で暮らしている。
10年前に引越してきた時のこと。
スーパーで買い物をしていると、周りの人がこちらをチラチラ見ている。
嫁と2人でなんだろう?と思っていたのだが、よく考えてみれば
『あの人たち、なんか言葉が違う!?』
そんな感じで見られていたのだろう。
やはり方言は出るもの、というより何が方言か分かっていない。
そんな私たち夫婦の最近の話題が【ぺな】である。
*****
ある夜、仕事から帰ってきた嫁の夕飯にお供し晩酌をしていた時のこと。(決して晩酌メインではない!仕事終わりの嫁をねぎらっている!はず...)
ゆったりとした食卓で、話題は方言の話になった。
嫁が職場でふとした時に言った言葉が、みんなの疑問だったという話。
そういったことはよくあるのだが、その話をしていると嫁が昔のことを思い出した。
嫁「蒼丸が二歳過ぎたぐらいの頃なんだけどさ」
※蒼丸は話し始めが早く、一歳半ごろには歌を歌っていた...
嫁「零号が幼稚園に行って、掃除機かけた後に遊んでたんだ。その後、次から次におもちゃ出すから、一回片付けてからねって言ったんだ」
よくあった光景である。
嫁「そしたら、なんて言ったと思う。『あれは零号が出したやつだよ』ってサラッと言ったんだ!」
さすが次女、頭の回転が速い。
嫁「あまりにしれっと嘘ついたから、怒ったんだよね!『自分でやったことは自分で片付けるって、いつも言ってっぺな!』って」
子どもとはいえ、それはそうである。
嫁「そしたら怒りながら『ぺな!ってなによ!』って言い返したんだよね!的確なツッコミで笑いたかったんだけど、その後ずっと笑いを堪えて話してたんだ!」
娘ながらあっぱれとしか言えない対応。
そんなことも今や笑い話、楽しい思い出である。
【ぺな】
何気なく使っていたが、立派な方言ということを気付かされた。
私はそれほどではないが、嫁は訛りが強い。
方言の話になると
私「俺は(福島の中では)都会だから訛りあんまないから!」
と言って嫁をイジるのが私たちの日常。
これで嫁をイジるネタが一つ増えたと一人喜んだ。
*****
そんな会話をした数日後、、、
いつものように仕事から帰り、夕飯の準備をする。
下校後、ずっと遊んでいた蒼丸は家庭学習。
零号はYouTubeタイムである。
私「ご飯できたら食べれるように、テーブルの上は片付けといてね〜」
娘たち「は〜い!」
これもいつもの流れ。
しかし、YouTubeがついているのに勉強とはなかなかの試練。
もちろん蒼丸の手はとまり、視線はテレビである。
しばらく様子を見ていたが、変化はない。
その間に夕飯の準備は終わる。
さらに待つが変わらない。
流石に声をかける。
私「(勉強する時は)やるなら集中してサッとやる。やらないならやらないっていつも言ってっぺな!!」
ぺな...
やはり方言というのは無意識なのである...
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?