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【noteはじめます】出発!歴史の楽しみ方を探る旅へ

【はじめまして!】


 はじめまして。田中ノブタカといいます。福井県で歴史にかかわる仕事をしています。
 子どもの頃から日本史が好きでした。実家には『漫画日本の歴史』が全巻揃っていて、繰り返し読んでいた子ども時代でした。その後大学、大学院で日本歴史を学び、縁あって福井で働いています。
 さまざまな「歴史にかかわる仕事」に携わってきました。遺跡の発掘調査、自治体史の編纂、重要文化財指定の事務、文化財の修理、文化財を保護する団体の支援、歴史資料の収集、博物館展示の企画、歴史講座、学校での出前授業、歴史観光のガイド…それぞれに味わいとやりがいを感じながら働いています。
 中でも、博物館の展示解説や観光ガイドの仕事は、音楽のライブや演劇にも似た刺激がありました。お客さんの反応を見ながら話す内容を変えたり、じっくり聞いてくださるお客さんのリアクションでこちらも盛り上がったり。こちらの言いたいことがお客さんに伝わったときは、何とも言えない充実感に満たされたものです。

 いまは、そのステージに立つことはありません。
 別の職場で、その職場なりのやりがいと、少し寂しい気持ちを抱えながら働いています。

 わたしはミュージアムや歴史観光のステージに立つ代わりに、noteを始めることにしました。ここで、わたしなりの「福井の歴史の楽しみ方」「歴史の味わい方」を皆さんに提供していきます。

【わたしが思う、歴史の楽しみ方】


 わたしは、昔の様子がどうだったのかを知りたいと思っています。また、昔の様子が「○○だった」と言われていたものが実はそうではなく、「ホントは△△だった」と、新たな事実を見つけることが楽しいと思っています。これはいわば「通説にツッコミを入れる」こと。通説とは「その時点で最もホントらしいこと」であって、「ほんまかいな?」と新たな視点で調べれば、違う事実が見えてくることもあります。
 そういえば、最近こんなツイートを見かけ、とても共感しました。「本当のこと」を追いかける楽しみを、noteを通じて提供できれば、と思っています。

 そうではない楽しみ方があることも知っています。昔のことが分からない部分を「もし~だったら」と想像で補って、あったかもしれないストーリーを楽しむことです。わたしはあまりやりませんが、それも歴史の楽しみ方の一つ。それぞれが好きな方法で楽しんだらいいと思います。

 また、現在の街なかに昔の痕跡を見つけ、その様子を想像するのも好きです。いわゆるブラタモリ的な楽しみ方ですね。県内でも福井市は空襲を受けていることもあって、市街地に古いものが残っていないと言われます。しかし現在の地割や地形から、昔の様子を読み解くことができる部分もあります。

 わたしは、歴史資料や土地に残された痕跡から知りえた「ホントの昔の様子」に驚き、関心し、興奮したい人間です。歴史を通して、わたしの心をざわっと動かしたさざ波を、読んでくれる方へシェアしたいと思います。その波紋があなたの心にも広がったら、こんなに嬉しいことはありません。

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