七夕に思う、季節ごとの習わしの大切さ
【今日のポイント】
もうすぐ7月7日の七夕(たなばた)ですね。
「織姫と彦星」のお話で馴染みの深い七夕ですが、他のイベント同様に新型コロナ対応によるオンライン化なども進んでいます。
このような季節ごとの習わしは、「コミュニケーションの見直しの機会」や「環境変化へ対応しつつ、コンセプトや意義を保ちつつ維持することの重要性の事例」などの面から、今後も大切にしていきたいと考える次第です。
1.7月7日は「七夕」
もうすぐ7月7日の七夕ですね。
一般に雨が多いと言われる七夕ですので、やはり天気が気になってしまいます。
最近は、クリスマスやハロウィンなどの海外(特に欧米)から入ってきた季節ごとのイベントの方が話題となっているとの印象を受けるときがありますが、
各地で七夕にちなんだお祭りも開かれますし、「織姫と彦星」(それぞれこと座の「ベガ」とわし座の「アルタイル」)の出会いをお祝いするというお祭りの起源に関するお話もニュースなどで聞くと、
七夕も、もともとは中国の古代の神話に基づくお祭りが、日本に入ってきたものということですので、海外の物語なども取り込んで日本ならではの特色を加えつつ、自国の風習として育てている事例の一つであり、
七夕もまだまだ、私達に馴染みの深い、季節のイベントとして続いてくれていると嬉しく感じる今日このごろです。
2.七夕のイベントの開催場所や時代による変化
各地の伝統的な七夕まつりやご家庭での七夕だけでなく、
例えば介護施設などでも七夕にちなんだイベントとは多いようですが、利用する方々に合わせて色々と工夫されていることが、介護施設のホームページを見ても窺えます。
また、新型コロナにより、オンラインでの七夕祭りも増えてきたことはご周知の通りかと思います。
例えば、慶應義塾大学は、以下のように2020年に初めてオンラインでの七夕祭りを開催しています。
(引用は『』でくくります。改行は筆者挿入。以下同様。)
『SFCオンライン七夕祭開催』
2020/7/14の慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(https://www.sfc.keio.ac.jp/)のニュースリリース記事。
https://www.sfc.keio.ac.jp/news/014792.html
このような、従来はリアル開催だったイベントのオンライン化は、メタバースなどのXRの普及により更に広がるとともに、
リアルとネットの複合利用が七夕祭りでも進むものと予想する次第です。
3.季節ごとのイベントや習わしを時代や環境の変化に合わせつつ維持していく
時候や季節ごとのイベントから得られる、ビジネスに関するヒントについては、今までも、
パレンタインデー、こどもの日、ゴールデンウィーク、土用の丑の日、梅雨など色々なイベントや季節を使ってお話してきましたが、
これらのイベントや習わしから学べることの一つは、
「公私に渡るコミュニケーションをイベントを期に見直し、またイベントを使って活性化させることの大切さ」
という、知的資産経営でいえば「関係資産」の構築と維持に当たるものかと思います。
そしてもう一つは、上記の七夕祭りのオンライン化のように、
「イベントや習わしのコンセプトや意義、起源を維持しつつも環境変化に合わせて提供方法などを変え、新しい価値を付加していくことの必要性」
ではないかと思います。
これは、世間一般のイベントや習わしだけでなく、自社あるいは自社が属する業界、地域などのイベントなどにも共通するものですね。
あなたも今年の七夕では、織姫と彦星が無事に会えることを祈りつつ、ご家庭や地域、職場などで何らかのイベントを企画されてはいかがでしょうか。
なお、上記の季節ごとのイベントや習わしを題材にしたビジネスのヒントについては、以下のブログトピックスもご参考になれば幸いに存じます(*^^*)。
『新型コロナ下のゴールデン・ウィークに考える、商習慣や商品・サービスの見直しとその定着のヒント』
『バレンタインデーと「土用丑の日」の共通点は?』
『ホワイトデーや送別会にみる「返報性の原理(法則)」の活用』
『文化の日に考える「相乗りの効果」』
『「梅雨」の時期に思う「語源の連鎖」の面白さとキャッチフレーズ』
『ゴールデンウィークの語源に考える、慣習が定着する条件』
【今日のまとめ】
最後までお読み頂き、有難うございます(*^^*)!
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見出し画像:Bình NguyễnによるPixabayからの画像
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