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ダイエットなど美容・健康志向にみる、異業種参入でのデジタル化の影響

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【今日のポイント】

私も行っている、日々の体調や体重などのスマートフォンへの記録
低カロリー食品やサプリメント、フィットネスなどに加えてデジタルデバイスによる体調管理も美容・健康分野で存在感を増していると感じます。

このように、市場開拓や異業種の参入対応の視点においてもデジタル化の動向の把握は必要性を増していると感じる次第です。


1.体重や体脂肪率が気になる?

 私事で恐縮ですが、私は、毎朝体重計で体重、体脂肪率、BMIなどを測って、スマートフォンに記録しています。
 その精度はさておき、同じ時間で同じ様な条件でいわば定点観測していますので、それなりに日々の変化は把握できているのではないかと考えています。

毎日の変化だけでなく、週ごと、月ごとなどの単位で時系列で追っていくと、季節や仕事・生活の変化、食事や運動量などとの関係など、中々興味深く、7年ほど続けられています。

(やはり、新型コロナで外出を含めて運動量が減った影響は大きいと、歩数の記録や体重の記録から改めて感じる次第です)


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2.ダイエットや健康維持面での各種ソリューションの業界を超えた競争

 上記のような、日々の体調(体温や血圧なども入りますね)を計測し、記録されている方も多いのではないかと思いますが、

体重や体脂肪率などの計測・把握は、美容面と健康面の双方で、ダイエットや減量(あるいは、現在の体重の維持)への関心の高さが背景にあることはほぼ間違いないのでは無いかと思います。

 そして、上記のような身体状況の把握による体調管理に加えて、ダイエットサプリやダイエット関連のエクササイズ、フィットネスなどのCMや、ネットを含めた解説記事など、非常に豊富な情報に接すると、健康面や医療面で、間食や食事への欲求と健康維持のバランスを取るニーズは非常に高いと感じるとともに、

「食欲などの嗜好・欲求と、健康・生活習慣の改善・維持のバランスに対して、薬品から食品、デジタルデバイスまでの、さまざまなソリューション間で競争が激化する」様子が窺えると感じます。

私も、健康関連のサプリメントを飲んだり、ペットボトルのお茶などは『体脂肪を減らす」と記載のあるものを選んでしまったりしますが、

前述のように、歩数や体重などの記録は、スマートフォンなどの普及でかなり容易になってきています。また、私は使っていませんがスマートウォッチなどのウェラブルデバイスが普及すれば更に活用されていくものと思います。

そして、食事や服薬などの情報とも連動した体調管理や健康面のアドバイス、病院等の紹介や緊急時の対応なども更に普及していくことが予想されます。

上記のように、美容・健康面のニーズ(課題)に対して、減量薬、ダイエットサプリメント、低カロリーのソフトドリンクやノンアルコール飲料などの飲み物も含めたダイエット食品、運動も含めて健康管理をしてくれるウェラブルデバイスなど、様々なソリューションが更に発達しつつ、同種の中だけでなく、同じニーズの市場の競争者として今後更にしのぎを削るのではないかと感じています。


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3.同じニーズの市場への異業種との競争におけるデジタル分野の重要性の増大

上記は美容・健康面の話題ですが、

どの様な分野でも、自社が満たしている顧客のニーズに対して、異業種から種類の異なるソリューションを、自社と同種類のソリューションとの組み合わせも含めて提供することで競争相手が生まれることは、よく目にするところかと思います。

逆に、自社が他業種の顧客が抱えるニーズに、自社の商品・サービスなどのソリューションを提供することも、新規市場開拓の手法の一つとしてご検討されたこともあるのではないかと思います。

この様な手法は以前からあるものですが、ここに前述のウェアラブルデバイスとそこで得たデータなどの情報を組み合わせたサービスが、自社が提供する商品・サービスの種類を問わず、組み合わせて活用するうえでも、逆に異業種を含めた新規参入のリスク管理のうえでも、さらに重要性を増すことも予想できるかと思います。

すでにデジタル化やDXの推進は、中小企業でも課題となりつつありますが、自社の生産性向上などの目的だけでなく、新規市場開拓や異業種からの自社市場(顧客のニーズ)への参入という視点からも、その動向にアンテナを張る必要性が増していると考える次第です。


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【今日のまとめ】


・日々の体調管理において、私もスマートフォンなどに体重その他の体調の記録を始めています
・ダイエットを含めて美容・健康面のニーズは今後も高まるが、ダイエットサプリからフィットネス、デジタルデバイスによる体調管理まで、異業種とのソリューション競争は今後も激化することが予想される
・ダイエット分野に限らず、顧客のニーズを他のソリューションで満たす従来の新規市場開拓や新規参入の手法においてもデジタル化の影響は増大していくものと予想されるので、競争の視点からもアンテナを張ることは必要となってくると考えられる


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