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初恋の話

僕は小学校高学年になって、男の子が好きなんだってことに気づき始めました。

僕の場合、いわゆる普通の友達として仲良くなるのは女子が多くて、特別な感情を抱くのは男子だった、ということ。

人によって差があることなので、僕の例として挙げます。

その中でひとつ印象に残っている相手は、小学校5・6年の時に担任だった男性の先生。

大学を卒業して間もない若い先生でしたが、背が高くカッコよくて爽やかで、みんなから人気があった先生でした。

一番の思い出は、日差しがまだ照り付ける夏の放課後、水泳を個別指導してくれた日のこと。

カナヅチで水を見るのも怖がり、全く泳げなかった僕に放課後の時間を使って教えてくれました。

この頃から既に大人のオトコ好きだったようです。純粋に年上のお兄さんに
惹かれる傾向はありました。

人を好きになるのに年は関係ないんだって、今なら声を大にしていえるけど、この頃は「同性が好き」なんだと意識はしていなかったと思います。

その後中学・高校と過ごしてきましたが、男性に恋心を抱くことに変わりはありませんでした。

だた仲良くしたい、一緒に過ごす時間があればいい。

たとえ彼女ができたとしても“友達”のポジションは変わらない…
そう自分に言い聞かせてました。

僕だって、好きな人に「好きだ」と告白したかった。

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