疑えないメンタルの問題。

大きなトラウマとか、すごい体験であれば
記憶に残っていることが多くて、
それを手がかりに解決に向かおうとする方法もある。

実際にはそんな大きな問題でなくても、
人の気持ちの中に大きく引っかかりを作ってしまう事件はある。

些細なことを覚えていないので、そのことが原因だとは誰も思わないし、
覚えていないから、注意深くケアする対象にもならない。

実際には、親が言った一言がずっと影響している人はいる。
そのことについて、自分から話すこともないので、誰も気がつかない、
比較対象もいないので、自分の考えがおかしいことにも気づかない。

そういった状況の中で、自分を見つめて直していくと言うのは、
至難の業に近い。

メンタルの問題をほとんどは、実は考え方に問題がある。

当たり前の考え方をすることができない。
だからメンタルが落ちるような考え方になりがち。

そうなってしまうと抜け出すことができない。

信じていることが間違っていたとしても、
信じているから疑うこともない。

一般論を言われて、それを受け入れとしても、
一般論自体があなたの事実と違うこともある。

全ては現実が教えてくれる。

まともな考察ができれば、抜け出す道は見えてくる。
これはセラピーと言うよりは、まず考え方だ。
考え方がまともになってきて、不確定要素が排除され、
事実から現在の状況までのルートが見えてくれば、
特に湾曲や問題があるかがよくわかる。

1人ではなかなか気づけないところではあるが、
専門家や、他の人と話をすることによって、
自分だけが間違った考えをしていると言うことに気がつく。
間違った考えをしていると言うことに気づければ、
改善する事は可能である。

メンタルの問題のほとんどは思い込みが原因なので、
それによって症状が出てくることもある。

もちろん、コンディションや何らかの病気によって
メンタルに問題が発生することもある。
私も経験した。
しかし、調べたところで何も問題がみつからない
ケースもよくある。

よく言うストレスの類とか、自己価値の低さ、
被害者意識、自意識過剰などは、
考え方を変える事で改善する場合がある。

ただし、考え方を変えろと言って変えられるなら誰も苦労しない。

頭で理解しても気持ちがついてこないと言う現象が起こる。
この時、思考と身体が分離している状態で、頭でいくら考えても
身体が拒否して嫌だとか、怖いとか、辛いとか言う。

それでは新しい考えを受け入れることはできない。

その結果、いつも元へ戻ってしまう。
この身体の状態を調整する技術があれば、
思い出すこともあまりなくなり、
思い出したとしても、白黒の写真を見るかのように見えたり、
その出来事からの圧迫感が激減する。

つまり、圧迫感がなければ、緊張することもないので
感情が想起されることもない。

その結果、日常の中から
その感情がない状態になると考えて欲しい。
毎日は大きく変わる。

信じていると、どうしても疑う事はできないが、
冷静に客観的な判断として考えてみて欲しい。

その時に理解はできるが受け入れがたいと言う状態が来るので、
その状態が来ているのであれば、
受け入れられないところを変えられればいい。

受け入れられないと言う自分の気持ちがあって、
新しい考えを受け入れられない。

この時、問題は身体なので、そこを調整する技術を学ぼう。

実際に4万件以上の症例を見ていても、
ほとんどが考え方の問題で、その考え方に長期にならされてしまったので、
身体がそうなるようにできあがっているケースが多い。

メンタルの問題は考え方が正しくなると大幅に改善する。
あなたが悪いわけではない。

あなたが正しい考え方を獲得できるような状況にいなかっただけなので、
これから正しい考え方を獲得できるように他の人と話したり、
本を読んだりすることをお勧めする。

ただし、一般的な心理学やカウンセリングなどは、
ベースとなる考え方が既に心理学なので、
それ以外の考え方は出てこないことが多く、
改善に至らない場合も多々ある。

カウンセリングも6割前後の解決率だと言われている。
長い時間かけて親身に付き合えば、
もっと解決率は上がるとは思うが、
私が習ったときにはそう聞いた。

すべての問題が解決できるわけではないが、
なぜ、つまずいているかを探すことにはとても意味がある。

自分の置かれていた環境から、
現在の状況までのルートを
よく考えてみることをお勧めする。

1人でできない場合は、
専門家か別の誰かのアドバイスに耳を傾けてみると良い。