小説を音声で効率よく書く方法
普段、自己啓発やHowToものを書いているのですが、
そういう文章を書くときは、
音声入力が比較的楽で、
そのまま入力というか録音ができます。
私の音声入力はリアルタイムの変換ではなくて、
一度、録音してから文字起こしにかけて
変換していきます。
この方式で小説を書いてみようと考えてみました。
小説の場合、難点なのが鉤括弧の存在です。
セリフのたびに「で始め」で終わると言うことになっています。
これを全部、音声入力でやろうとすると、
セリフ行のたびに「(鉤括弧)で初めて」(鉤括弧閉じる)で終わらせるので、
その分を言葉に出して、録音しなくてはいけません。
セリフ行がたくさんある場合、これはかなり面倒な作業になります。
リズムも崩れます!
そこで解決策です。
配信をやっている方ですと、
簡単なミキサーを持っている場合があります。
複数の入力を束ねて1つのアウトプットにしてくれるもので、
BGMやポン出しと呼ばれる音をミックスしてくれる装置です。
もちろん複数の人で話しても1本のファイルにまとめられます。
このミキサーを使って、ポン出しに「(鉤括弧)と」(鉤括弧閉じる)を
入れておけば、セリフを話す前にポンだしで「(鉤括弧)を押し、
セリフ終わりに、」(鉤括弧閉じる)を押せばいいです。
このオペレーションで、話すように小説が書けます。
当然、シナリオを書く際も、役名+「(鉤括弧)登録をすることで、
複数人の台詞回しが録音できるようになります。
私の場合は、一度、音声ファイルを作ってから
文字起こしソフトにかけていますので、
文字起こしソフト側で辞書登録までしてあれば、
かなり精度の高い文字起こしができるようになります。
ミキサーを持っていない方でも、
ソフトウェアで代用することが可能なので、
それほど投資をしなくても環境を整えることができます。
プロットを書き、箱書きができていれば、
シーンごとの音声録音になりますので、
細切れ作業で録音してOKです。
細かい設定については、環境によって違うので、ちょっと調べてください。
私は普段MacbookAirで音声入力を録音しているので、
ポン出しソフトでこれができます。
普段は音声入力で1時間に2万字程度を書きますが、
音声録音してから、Notta https://app.notta.ai/ にインポートして、
変換してダウンロードしています。
小説についても、同様の形式で変換できます。
もし、文字起こしで、単語登録ができないサービスを使っている場合は、
一度、鉤括弧、鉤括弧閉じる などと録音して変換し、
ダウンロードしてきたテキストファイルで一括変換します。
最終的に欲しいファイルが意図通りになっていれば問題ありません。