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【9/7更新】会社のチョイスに異議しかない!俺的博多うどん店まとめを作ってみた

※9/7  うどん平(移転後)を追記しました
※6/13 うどん平について追記しました。
※4/17   ウエストについて追記しました。
※3/29 琴平、博多さぬきうどんを追記しました。
※3/28 うどん大学、萬田うどん、肉肉うどん、資さんうどんを追記しました。

こんにちは。社外からもやる気」と呼ばれはじめた大崎(@nobosemon21)です。今日は、いてもたってもいられなくなって、このnoteを書くことにしました。

さて、来月の18日~20日、私が生まれてから18年を過ごした福岡の地でRubyKaigi 2019が開催されます。
※Ruby Kaigiとは:プログラミング言語の1つであるRubyにまつわる大規模な会合です。国内外のRuby開発者が登壇します。「Rubyってなに」ってヒトはこちらを見てください

そんなRubyKaigiの開催まで1ヶ月をきったことから、私が働いている会社も含め、多くのスポンサー企業によるイベント企画や記事が続々と出ています。各社の企画や記事は工夫が凝らしてあって、採用広報を担当する私としても非常に参考にしております。

しかし、私は悲しさでいっぱいです。

福岡の「うどん」をもっと評価してほしい問題

このRubyKaigiは、毎年、開催地を全国各地で回しています。
昨年2018年は仙台、一昨年2017年は広島、2016年は京都で開催されました。国内外問わず、多くの方がこのRuby Kaigiに参加します。ここ最近はRubyKaigiが近くなると、各企業がグルメを中心としたご当地情報を発信することが当たり前になってきました。

今回ですと、こんな感じ。

我が地元福岡のご飯をこんなに美味しく紹介してくれたみなさん、本当にありがとうございます!

しかし、僕はこのラインナップをみて、思ったのです。

「福岡のうどんをもっと評価してもらえませんか!!!!!もうちょっと多めに紹介してくれませんか」

「なんでそんなにうどん、うどん言うんだよ。ラーメン、屋台、もつ鍋とか水炊き、魚etcじゃないの?」「RubyKaigi終わって夜に飲みに行けるお店の方がニーズあるでしょ」

仰るとおりです。異論ないです。福岡は本当に美味しい料理がたくさんあるので、ぜひこの3社の記事を見て、足を運んでいただきたいです。

でも、「福岡のうどん」を1食どこかでぜひ食べて欲しいのです。

僕がうどんにこだわる理由①:(諸説ある前提ですが)福岡はうどん発祥の地です

■饂飩蕎麦発祥之地碑
宋から帰国した弁円は「水磨」と言う水車による製粉技術を持ち帰り、うどん・そばの作り方を日本に広めたことから承天寺はうどん・そば発祥の地とされています。また、謝国明が大晦日、貧しい人々にそばをふるまったことが、年越しそばの始まりと言われています。(「博多の魅力」by福岡市より)

ぶっちゃけ、僕も「ホントかよw」って感じで100%は信じられない(笑)のですが、800年前に承天寺を開いた弁円というお坊さんが中国から持ち帰ったらしいのです。石碑も建っています。

僕がうどんに拘る理由②:昼、夜、締めでもお任せある。素晴らしいお店の数々。

まぁ発祥の地と謳うだけあって、数々の名店があります。ほとんどが福岡にしかないお店ばかりで、福岡で独自の進化をとげ、多種多様に県内各地に展開しています。だからこそ、どんなシチュエーションでも対応できる守備範囲の広さを持っています。

ランチでうどん。これは当然ですね。
夜に、焼酎や日本酒と一緒にうどん。うどん居酒屋もあるので、どんと来い。
飲み会が終わった後の締めや朝に。24時間営業のうどん屋があるので、お任せあれ。あなたを温かいダシと柔らかい麺が包み込んでくれるでしょう。

僕がうどんにこだわる理由③:美味しい

結局はこれに尽きるのですが、福岡のうどんは非常に特徴的で、美味しいんです。コシのないふにゃふにゃな麺(コシのある麺もありますが後述)、透明でダシのきいたつゆごぼう天という福岡にしかないトッピング

それぞれの個性をちょうどよく活かして最高なんです。(語彙力)

じゃあどこに行けば良いの?タイプ別お店リスト

百聞は一件に如かず。ということでお待たせしました。俺的うどん店をご紹介します。

①王道

ここでご紹介するのは、THE 博多うどんと言えるお店です。ここに行けば、まずは間違いないお店達を紹介します。

■選定基準(博多うどんと呼ばれるうどんの定義に近い)
・歴史ある
・コシのないふにゃふにゃな麺
・ごぼう天がある
・茹で置き(注文を受けて茹でずに、すでに茹でてある麺を提供する)

現存する中で最も歴史のあるうどん店「かろのうろん」@祇園駅

創業は明治15年(1882)ということで、福岡のうどん店の中で、最も歴史のあるうどん店、「かろのうろん」です。こちらのお店、区画の角にあります。だから「角のうどん」→「かろのうろん」です。ちなみに、現在は店内の写真撮影が禁止されているそうなので、ご注意ください。支払いは現金のみ。

食べても食べても麺が増える!?「牧のうどん」@市内各所

福岡のうどんと言えば?と聞くと、票を多く集める三大博多うどんのお店です。糸島の本店で作ったダシの品質担保のために、90分以内で運べる国道202号周辺にしかないお店です。市内の場合は、博多駅のバスターミナル店が一番アクセスがよいのでぜひ。

特徴は、3つ。麺の硬さが選べる。ネギがおかわりし放題。そしてやかんに入ったつゆが各テーブルに設置。牧のうどんの麺は、特殊な製法のため、博多うどんの中でも、特筆してコシがないです。気がついたら、つゆを吸ってどんどんふにゃふにゃになり、麺が増えているかのような錯覚を覚えます。
放っておくと、つゆが減っていくことから、各テーブルにつゆの入ったやかんが常備されています。
おすすめは、肉ごぼう天うどん(麺やわ)+かしわ(鶏の五目おにぎり)(カバー画像です)。多分これだけでおなかいっぱいになります。

私は、帰省のたびに、これを食べないと福岡の地から離れられない呪いにかかっていまいました。支払いはこちらも現金のみ。

24時間営業!締めにもいけるうどん店「ウエスト」@各所

福岡のうどん界は、「牧のうどん」とこの「ウエスト」が面を取って支配していると言っても過言ではないぐらい、福岡のうどん店のなかでも他店舗展開をしています。
特徴は、24時間営業をしている店舗が多いこと。加えて、ネギおかわりし放題+天かすもおかわりし放題。

朝まで飲んじゃった、、、ちょっとお腹空いたなとという冷えこむ深夜や早朝によく行っています。確か現金のみだったような。(電子マネーが使えたかうろ覚え。)ちなみに東京だと町田に何故か1店舗だけあります。

ちなみにウエストには以下のコメントも。

たしかに、いつでもいけるので、どれか1店舗!!であれば、他の王道に行くのがいいかもしれません。

福岡のレジェンド「タモリ」さんイチオシ「うどん平」@博多駅
※9/7現在、無事に移転後オープンしたようです!

福岡は多くの芸能人を輩出していますが、レジェンドであるタモリさんがことある毎におすすめしているのがこの「うどん平」です。各所で注目を集めるようになったため、かなり並びます。が、一度は行く価値はあるかと。

※移転前の口コミはこちらから

特徴としては、お昼のみ営業。そして通常の博多うどんは、茹でたあとに水で締めないのですが、「うどん平」は水で締めて提供します。しかし、それでもコシのなさが保たれています。ごぼう天うどんがお薦め。こちらも現金のみ。

そのほか王道店
一旦リンクだけ。

孤独のグルメに登場。

牧のうどんに近いタイプ。

こちらも24時間営業。

牧のうどん、ウエストに続く、他店舗展開をする老舗うどん店。一風堂を運営する「力の源ホールディングス」に事業承継したことでも話題に。

②新興勢力「津田屋流豊前裏打会

さきほどあげた王道の博多うどんに対して、「つゆは美味しいけど、コシがないのが嫌だ」「ごぼう天は美味しいのに麺が好きじゃない」

そんなあなたに朗報です。

豊前裏打会とは、讃岐うどんが本家本流なら、俺たちは裏側の別のやり方で勝負だ!(スーパー意訳)ということで北九州にあるうどん店の店主が作り上げた流派の一種です。豊前裏打会では、麺に使う粉や、ダシの種類に指定があり、王道の博多うどんに比べて、コシはあり、半透明な細麺のお店が多く、特徴的なごぼう天を提供するお店が多いです。

福岡市内中心部で有名なお店をいくつかご紹介します。

うどん和助 大名店@赤坂駅

夜になると、うどん居酒屋としても楽しめるお店です。サムネの写真の通り、渦巻くごぼう天うどん召し上がれ。

武膳 福岡パルコ店@天神駅

こちらは福岡の中心部、天神のパルコの地下にあります。こちらの武膳さんは姉妹店と思われる店舗が東京にも進出しているので、あの味をもう一度!となった場合には、ぜひ東京でも。

大地のうどん 博多駅ちかてん@博多駅

個人的には豊前裏打会で今最も勢いがあるんじゃないでしょうか。県内各地に店舗を構え、東京でも高田馬場に店舗を構えています。

③サードウェーブ+個人的に思い入れある店の数々。

王道の博多うどんとも少し違う、かといって豊前裏打会にも当てはまるかというとそうでもない、サードウェーブとも言えるお店の数々です。

唄う稲穂@薬院大通駅

別の店舗から移転したのですが、うどん居酒屋としてはこちらが元祖と言われています。

二◯加屋長介@薬院大通駅

唄う稲穂で修行した店主が開いたお店です。うどん居酒屋としては、ここが一番有名なんじゃないでしょうか。東京でも、中目黒の高架下大手町にも進出しています。

釜喜利うどん@赤坂駅

二◯加屋長介さんの姉妹店のこちらも紹介しておきます。

博多やりうどん別邸 空港店@福岡空港内

やりうどんと言う名前で展開していたお店が、福岡空港のリニューアル工事にともない、別邸として進出してきました。博多うどんは比較的安価なお店が多い中、少し高めな印象です。槍のように、どんぶりの上にごぼう天が載った博多やりうどんがお薦め。飛行機に載る前にぜひ。

天ぷらうどん@唐人町駅

市内中心部からは離れています。よく部活帰りに食べていた思い出の店。キムチが食べ放題(まだあるのかな)

④この記事を読んだ方からのタレコミ

この記事を公開して、ちょっとずつ反響をいただいたので、反映させました。

うどん大学@赤坂

池松潤 Jun Ikematsuさんから。うどん居酒屋として、つけ麺っぽいメニューもある模様です。

萬田うどん@薬院大通

とのことです。

肉肉うどん@各地

こちらは@odiakさんから。黒いつゆ、角切りのお肉、生姜が特徴です。昔は東京にも店舗があったんですが、なくなったみたいですね。そのほか各地に店舗かあるみたいなので一覧はこちらから。

資さんうどん@北九州市を中心とした各地。

先ほどの@odiakさんや、@to9nariyuiさんから。資さんうどんは北九州市を中心に展開しているため、RubyKaigiに行く方向けではないかなと思い、あえて外していました。こちらも各地に他店舗展開しています。

ちなみに、資さんうどんはスシローを扱っていた投資ファンドに買収されたことが先日ニュースになりました。

ファンの方からは、ついに関東進出なのでは!?と話題になっております。うどん屋にしては珍しく、Wantedlyで店舗マネージャー商品開発マネージャー人事部門立ち上げ責任者経営企画室長を募集しています。誰かがここに応募すると、関東進出が近づくと思うので、どなたかぜひ(笑)

琴平@赤坂

会社の先輩から。蕎麦と書いてありますが、うどんが美味しいそうです。「この店を入れてないなんてモグリだ」とのこと。

博多さぬきうどん@天神

ペパボの谷脇さんから。
「相反するものがコラボした博多さぬきうどん。をオススメしたいです。これは、讃岐では実現しないコラボ。福岡人の懐の広さを感じることができます。しかも、讃岐うどんが全国的に有名になる前からある老舗」
どうやら、うちの会社の福岡拠点の真裏にあるようなので、出張ついでに立ち寄ります。

最後に

ここに挙げきれないぐらい、福岡にはうどんの名店がたくさんあります。お薦めがあれば加筆します。

来月のRubyKaigiでもそうじゃなくても、福岡に立ち寄った際にはどこかでうどんを一杯食べていただけると嬉しい限りです。

福岡のうどんに関する情報はこちらから。

うどんライター「井上こん」さんのTwitter公式HP
博多うどんを愛する会(Facebookグループ)
※ここで大地のうどんの東京進出を知り、開店3日後に来訪。「広告とかだいしてないのに何故」と店長に驚かれる
『博多うどんはなぜ関門海峡を越えなかったのか』サカキ シンイチロウ(書籍)
※福岡で讃岐うどん店を展開して失敗した飲食コンサルタントによる、牧のうどんや博多うどんに対する考察をまとめた本です。

おまけ(お土産の話)

うどんの話ばかりしたので、お土産の話も。
博多通りもん」一強の時代に、「めんべい」という新星が躍り出て、おそらくメジャーなのはこの2強なんじゃないでしょうか。この2つのどちらかを食べたことある方も多いはず。なので、ちょっと違うお土産をご紹介します。

①プレミアムめんべい

結局「めんべい」かよ(笑)というツッコミがあるかもしれませんが、通販もしておらず、博多駅すぐ隣の博多阪急百貨店の地下でしか販売していない「高級めんべい」です。ウニ味、チーズ味、トマトバジル味、ホワイトチョコレート味など期間によっていろんな味がありましたので、普通のめんべいに飽きた方にお薦めです。

②鮭明太

ここ最近で最強のヒットお土産です。値段(1,080円)や分量から、会社で配るというよりは、誰か1人に買っていくお土産となります。ただ、これがあれば無限に白飯が食べられます。中身は、ほぐした鮭と明太子なので、自宅で鮭フレークと明太子で再現しようとしました…が、このお店の鮭明太のような絶妙なバランス加減を再現出来ないんですよね、、、、

通販でも買えますが、公式HPによると、福岡空港のSOLAE4番、6番、9番ゲート前と2階出発点(でもどこのお店かは書いていない(笑))にあるそうなので、ご家族いるかたはぜひ。




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