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女子大生のモノの買い方。180度変わった理由

大学時代は日本各地の暮らしや文化に触れる旅をしていました。新社会人のやまのぼりです。

最近、若い人ってどんな基準でモノを買うの?と聞かれたのですが、その回答が自分で答えていても面白かったので、ちょっとまとめてみました。

この間までモノを買う側だった自分が、社会人になってモノを売る側になったので、主に大学生の頃の消費行動を振り返ってみます。

私大文系女子大生の成長をどうぞ御覧ください。

人生初の自由なお金!流行りの安いモノで固める大1

大学生になってからバイトを始めた自分は、初めて自由に使えるお金を手に入れたのが大学一年生の時でした。

通学に着る私服、コスメ、その他美容用品をとにかくプチプラアイテムで埋める日々。

ネットの口コミサイトで調べて評価の良さそうなものを吟味して買っていました。

洋服はジーユー、ユニクロ、メルカリを多用。あとはルミネに入っているようなアパレルブランドで買っているような分かりやすい量産型大学生だったと思います…笑

そんな私も毎日キャンパスでは何千人という学生を見るので、ダサさで浮かないように必死でした。

モノへのこだわりもさほど無く、周りが持っている流行りのアイテムに憧れ、とても影響されていたと思います。

女子の誕プレにはティファニーのオープンハート?そんなの要らない大2

大2になると、コーチやアニエスベーなどのハイブランドのお財布やバッグを持っている人が目につくようになりました。恐らく誕生日プレゼントなどでもらっていた気がします。

自分も名前のあるブランドのアイテムが欲しいなあと思い始める一方、ブランドに対する好き嫌いも出てきます。

流行りのモノを使っているやつはダサいというひねくれた反抗心の芽生えです。

当時の彼氏からの誕プレで、女子のプレゼントの王道と思われている、ティファニーのオープンハートのネックレスをもらいました。

半年以上付き合っていたので、私がハートが好きな女の子じゃなくって、人っと被ることが好きじゃないことくらい分かっていてくれたと思ったのですがね、違ったようです。正直彼氏の前以外では付けていません…。(ごめんね)

流行りのブランドものが欲しい!でも自分の趣味にあったものに限る!そんなワガママな時期でした…。

田舎旅での気付き。本当に納得できるものを買いたい大3

流行りのプチプラアイテム、流行りのブランドと来て、大学後半からは段々とモノを選ぶ基準ができてきます。

きっかけは、岐阜県をワーホリ(住み込みでバイトしながら地方の暮らしに触れるプログラム)で訪れた時に知った、地域で経済を回すという考え方でした。

なるべく知り合いの店でご飯を食べたり、食材は地元のものを選んだり、ショッピングモールではなく地元にある小さなお店で買物をしたり。

自分のお金の使い方が、地域の身近な人の生活に繋がっているんだということを初めて知りました。

確かにそうした地域のお店で買うと、チェーン店などの大きなお店よりも高いかもしれない。

けれど自分のちょっとしたモノの選び方が、誰かのためになっているという事の方が大事だと思います。

だからこそ、自分の消費に対する納得感というものを大切にするようになりました。

本当にこれにお金を使うべきか、より良い選択はないか、せっかく買うなら誰かのためになる所で買えないか。

モノを買ってお互いに支え合いながら暮らすことが、人との繋がりの延長にあるということを学びました。

繋がりを求めたコロナ禍。語れるモノを買う大4

コロナちゃんが大流行した2020年は、丁度大学最後の年でした。

友達と遊ぶことがなくなったので、実家暮らし&リモートバイトの私はお金の使い道を選べる状態にありました。

友達が働いている飲食店や、仲良くしてださっている古着屋さん、岐阜で知り合った数々のお店。

こんな状況がとても心配で、クラウドファンディングしたり、オンラインで買ったり、少しでも応援できればという思いで知り合いのお店を中心にモノを買っていました。

そしてちょっと恥ずかしいのですが、応援したい気持ち半分、いつも良くしてくださる皆さんに会いに行けなくなって、忘れられてしまうのが寂しかった気持ちも半分あったと思います。

そんな繋がりを求めて、みなさんがいつもしてくれる素敵なサービスへの感謝として買わせてもらっていました。

そうして自分の知っている人から集めたモノ達は、どんな人がどんな想いで作って売っているのか、というストーリーが語れるモノになりました。

誰かにいいねと言ってもらえる時に語れるストーリーがあり、それがきっかけでその人も買ってくれるかもしれない。

誰かに話せば話すほど愛着が増す、そんなモノを買うようになったと思います。

社会人の今、大切にしているのは誰から買うか

モノ自体の質の高さや手の届く価格であることを前提に、社会人になった今も大切にしているのは誰から買うのかです。

消費は投票という言葉をTwitterで見かけましたが、本当にそう思います。

一人ひとりの選択によって社会は成り立っていると考えると、モノの買い方、お金の使い道も考える必要があると感じます。

お金を自由に使える恵まれた環境にいる人は、もっとそのことに責任を持つべきではないか。そうも思います。

いつも仕事をしていると、買って欲しい気持ちばかりが先行してしまいますが、相手にとって本当に必要で、愛着を持ってもらえるかということを忘れずにいたいと思います。

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