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【日記公開】わが家の娘にストーカー

わが家のひとり娘はアラフォーだ。

日頃から、化粧が濃い!だの、身に着ける服が派手すぎるなど!小言ばかりいう<やまのぼ>。一方、カミさんは「いつまでも子ども扱いしなさんな!」って、<やまのぼ>に小言ばかりだ。でも、父親の目から見ても、ときにドキッ!とすることがあるから、世の男どもの目線が気がかりなのだ。

先日も、ボディラインがくっきりのタイトなスカートを穿いて出かけようとする娘にひとこと。「他にないのか?」っていってしまって、カミさんに睨まれた。でも~あれは正直!刺激すぎた!

そんな矢先のことである。

昨夜、息せき切って帰宅した娘の顔色の異常さに、カミさんは言葉を失っていた。「どうした!」という<やまのぼ>の質問を聞く間もなく。

震えながらも話し始めた娘。

仕事疲れでドテッと腰かけてウトウトしていた小田急の中で、イヤに目線を感じたのでキョロキョロしていたら、向いに座った人と目線があったそうだ。

初めは勘違いカナァ~と思ったけど、その人は同じ駅で降り、つかず離れずついて来たそうだ。

「コリャ~ヤバイ!」と感じた娘は、寄る意志のないマックへ駆け込んだ。ところが、その人もメニューで顔を隠しながら、こちらをチラチラ見ていたそうで、その時点で「私のことをマークしている!」っと確信した娘。

逃げの一手だ。

駅前のタクシーに飛び乗って、一目散に帰宅。とりあえず尾行は切ったというのだ。

<やまのぼ>は、いつもいってるだろう!化粧は濃いし刺激的過ぎる服はダメ!と、いいたいところを我慢して、「ストーカーじゃないのか?」っていったら、カミさんは「まさか!」って鼻で笑った。

「まさか!が起こるのがこの世の中なんだ!」そこで、娘がボソッ!といった。「そうだね~女性にストーカーされるとは・・・」

夫婦はそろって「女だったって?」と叫んだ。

<やまのぼ>は複雑な気持ちだ。まだ男なら理解できるのだが・・・女ストーカー!とは・・・「まさか!が起こるのがこの世の中なんだ!」と<やまのぼ>がまた呟けば、カミさんは「男だったらよかったのに・・・」と、恐ろしく場違いなことを、軽々しくいった。

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