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【勝手に人生相談 No.187】妻が家を出ていった(京都府・60代男性)

▼ご相談内容▼

30年以上一緒に生活した妻が家を出ていきました。

結婚後一年で実家に戻っていた娘と孫も一緒に、です。

幼いころからかんしゃく持ちの自分に「もうこれ以上我慢できない」と言われました。

この年になっての一人暮らしは寂しくてたまりません。

何度謝っても「信用できない」の繰り返しです。関係を修復する手だてについてご指南いただければ幸いです。(京都府・60代男性)

▼やまのぼ回答▼

 何十年、何百年、ひとつ屋根の下で、一緒に暮らしても、愛想は尽きるものです。要するに、量より質の問題です。奥様があなたを愛する以上に、あなたが奥様を、愛していなかったから、さようならされたのです。

 あなたには、謝る前にやることがありました。

 幼い頃からの性格を、治すように努力しなかったから、奥様に愛想をつかれたのです。三十年間もよく我慢してもらったと、感謝することです。あなたに愛情があれば、奥様が嫌がる性格を、とっくに治せたと思います。

 いまさら、一人暮らしが寂しいと、泣き言をいっても奥様は戻ってきません。

 関係を修復できる手立ては、たったひとつしかありません。それは、態度で示すことです。

 すなわち、かんしゃく持ちの性格を、治すことです。そして、子供のような軟弱な心根を、強靭な心根の大人のオトコに変身することです。

 そして、男ならだまって、奥様が自発的にお戻りになるまで、一人暮らしの寂しさや、苦労に耐えぬいて見せることです。

 謝るのは、それからです。

 それでも、奥様がお戻りでなかったら、きれいサッパリと、諦めることです。

人生百年。新しいお相手でも見つけることです。ただし、三十年間も我慢してくれるお相手は、そうそう見つからないと思いますが。


▼次回のご相談予告▼
 次回の【勝手に人生相談 No.188】は、愛知県・20代男性のご相談です。「いい教育を受けたが安月給」を、予定しております。

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