【勝手に人生相談 No.223】声かけ控えたら縁切れた?(神奈川県・40代女性)
▼ご相談内容▼
▼やまのぼ回答▼
好むと好まざるとにかかわらず、人間は人と人の間で、生きていく「宿命」を、生まれつき持っています。気づいたとき、すでに、その宿命の呪縛から逃れることはできません。
たった一人で、生まれてきて、たった一人で死んでいく、宿命から逃げることはできないのです。考えてみれば、とても寂しいことですが、宿命とはそういうものです。
その宿命としばしば混同されるのに、「運命」があります。
宿命は生まれる前から決まっているものなので、変えることのできないモノです。ところが、運命も人間の意志によって、良し悪しを左右することはできないのですが、巡り合わせに起因するモノなので、日頃の行いや選択の積み重ねによって、結果として変わっていくのです。
ところで、「去る者は日々に疎し」という諺かあります。
これは、どんなに親しかった者同士でも、遠く離れてしまうと、しだいに親しみが薄れるということ。まさに運命の成せる業と考えられます。
ご相談者が、良きに思って声かけを遠慮する選択をし、疎遠という運命を引き起こしたのでしょう。
でも、よくよく考えてみれば、当人同士に本当の「縁」があるならば、コ□ナ禍であろうが、どんな厳しい状況下でも、疎遠にはならないと思います。
だから、何もさみしがることはないのです。
もともと「縁」がなかっただけです。それは、宿命だったのだと割り切ればいい間柄だったのでしょう。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.224】は、栃木県・40代女性のご相談です。「成績不振でも 娘よ楽しく」を、予定しております。
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