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一人称目線の彼。

また次は半年後かな。
バイタリティがあり、華やかな世界で働く彼。
雑誌の表紙や誰でも知っているような人たちと仕事をし、もう結構経つ。でもなかなかその世界の事は教えてくれない。勿体をつけている訳ではないとは思うけれど、「〇〇さんの問題はなぜ起こったの?」などと噂の真相を聞いてもいつも決まって返事は、「事態が落ち着いたらね。」と明るく言うだけ。なのに、こちらの世界の事は彼の娘がかなり興味を持っているようで、「え、そうなの!知らなかった。じゃああの人は?」といつも食い気味で質問を浴びせてくる。会話の中の話題も唐突に変わるので、主語がないことが多い彼の話はついていくのがやっと。でもツッコミは禁物。そんなことしようもんなら、「いじり倒された」と言い出して心のシャッターを下ろしちゃう。この前もスポーツの話題を何人かで話してたら、突然娘に関する悩みを話し始めた。皆最初は聞いていたけれど、そのうちひとりが、ハライチの澤部さんみたいに、「序盤でスポーツ関係なくなっちゃってるじゃん!」て言ったら、「皆さんとはメンタルがついていかないので当分お会いできないかな」と言い残し、帰ってしまいました。いつもこんな感じで、テイク&テイクな自分のペースを変えられず、ペースが狂うとその場から逃げるように消えてしまうので、落ち着くまで半年待とうと思います。そもそも自分が他人に何かをギブをすると言う価値観のない誇り高き彼なんで。

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