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童貞コンプレックスが強まる社会人1年目【飲み会】②

こんにちは、ノバディです。

今日もひねくれ童貞エンジニアが、社会人生活を書いていきます。

まさか前回の記事で「スキ」がもらえるなんて、こんなしょうもない記事に本当にありがとうございます!

ーーーーーーーーーーーー前回の続きーーーーーーーーーーーーーーーーー

同期(女性が半分以上)が集まった飲み会に参加した私は、こんな質問を受けた。

「ノバディ君は、どういう人がタイプ?」

今この記事を読んでいる童貞諸君と周りが男だけの世界で生きてきた者にとって、この質問は最高難易度の質問である。

なぜなら、「分からないから」である。

今まで好きになった人がいなかったわけではない。でも、それは、「顔が可愛いから」とかであって、本当の意味で好きになったわけではない。

ここで、「とある魔術の・・・」とか「エヴァンゲリオンの・・」とかアニメキャラで答えてみろ。たちまち質問してきた女性の顔が曇りだすだろう。(え~!私もアニメ好きなの!という1%くらいの未来に賭けてみるのもいいかもしれないが..)

私はこの時、「草タイプかな」と答えた。

「いや、ポケモンかよ!」というツッコミも来ず、ただただ沈黙が走ったことは覚えている。顔が曇る以前に、現場が絶対零度の異常現象。

やはり、小さなコミュニティでの常識は世間の非常識なのである。

すみません、ここからは本当に飲み会の記憶がない。

無事飲み会では、打ち解けることはできず、入社日を迎え、日が経つにつれ、皆仲の良い者同士で飲み会を開き、交流を深めていったようである。皆悪い奴ではないのは、知っている。研修中も少し話しかけてはきてくれるが、飲み会には誘ってくれることはないのだ。

しかも、私は研修中に喘息になっており、講義中も咳をしてしまい、皆に迷惑をかけてしまっていた。ある講義中、本当に咳が止まらなくなり、のど飴を舐めようと思い、バッグに手を伸ばした時に

「飴、いる?」

一つ前に座っていた女性が振り返って、聞いてきた。

この女性は10月にあった内定式の日に私から初めて話しかけた女性だった。10月から今日まで一度も話していなかった。たぶん講義中に咳がうるさいから、それを止めさせる術を持っているから振り向いたのだろうと、ひねくれ者の私はそう思いながらも、彼女が天使のように見えた。

「大丈夫。飴持ってるから」

おい!感謝もできねえのか!カス野郎!バレンタインもまともに貰えねえのに、女性からお菓子を頂けるんだから、貰っておけよ!糞野郎!

僕にとってのビッグイベントは、たったの3秒で終わり、誰にも馴染むことなく、研修が進み、GWが終わったころ、なんと飴をくれた天使さんからLINEが来ていたのだ!

「金曜日、空いてますか?」

 

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