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童貞コンプレックスが強まる社会人1年目【女性との通話】

こんにちは、ひねくれ童貞26歳、ノバディです。

社会人になってから恋活をすることは、とんでもない地獄です。ですが、一歩ずつ、「ひねくれ」は消え、童貞ではなくなりかけています。私と同じように情報工学系の大学院出身で、まったく恋愛してこなかった人も諦めないでほしいです。

すみませんが、また、童貞社会人生活を書いていきます。

とある飲み会に参加した私は、飲み会参加者の野蛮人と同期の男、二人に弄ばされて、学生時代気になっていた一つ年下の女性で元バイト仲間の赤ちゃんに勝手にLINEをしたり、電話をされたりした。ちなみに「赤ちゃん」というのは、私が心の中でつけたあだ名であって、私は普段、「○○さん」と名字で呼ぶレベルのコミュ力の持ち主なのです。

「おい、電話出たぞ!」

同期の男から電話を受け取った私は、頭が真っ白になりながらも、電話を受け取った。

「赤ちゃんさん?」

「はい、どうしました?」

「あの~、△△で赤ちゃんさんみたいな人見たから、違うかなぁと思って」

野蛮人が勝手に送ったLINEに話を合わせるように、会話を繋げた。

「いえ、私、今日は一歩も外に出ていなくて」

「あ、そうなんだ。........今、仕事終わりですか?」

そもそもこの通話の着地点はどこだ?心臓がバクバク鳴っている。酒のせいか、緊張なのかは、分からない。

「はい、そうなんです、でも私、今月で仕事やめようと思ってて...」

私はなぜか、この話を広げようとせずに、こんなことを言い放っていた。

「もし、良かったら、今度ごはんでもどうでしょうか?話聞きますよ」

飲み会参加者は黙って見守っていてくれており、私がデートを誘う行為を見て、湧き上がっていた。見世物じゃねえぞ!

「はい!いいですね!そうしましょう!」

「ありがとうございます!ありがとう。じゃあ、またLINEしますね。はい、失礼します。」

ただただビックリして、すぐに電話を切りたくなった。この時、なぜOKを出してくれたのか分からなかったし、すべてがパニックだった。飲み会参加者に報告すると、皆が喜んでくれていた。

私は、デートにOKをもらえた喜びが大きすぎて、飲み会終わり間際になるまで気付かなかったことがあった。自分が愚か者だったことに気づいたのだ。世間は童貞を馬鹿にして、嘲笑の的にしているものだとばかり思っていたが、この飲み会の参加者は、私がデート一つで大喜びしていることを馬鹿になどしなかったのだ。ここで、腐っていた心の一部が消えていったのかもしれない。まだ腐りは、残っているのだが、、、、

飲み会終わりに同期の女性の天使さんからLINEが来ていた。

「今日は、急遽のお誘いだったけど、ありがとう。うまく行くといいね!」

「僕の方こそ、今日は誘ってくれてありがとう!」

とLINEを返しながら、次の食事デートのことで頭がいっぱいだった。

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