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安心する診療

予約時間から10分後ぐらいに名前を呼ばれた。

あれ、早い。
Googleマップの口コミだとほぼほぼ「待ち時間」のクレームばかりだったから1,2時間の待ちは覚悟していたのに。

扉を開け、車椅子の母を見た先生はすぐに目の間の椅子をどかしてくれて、母の場所を確保してくれた。そんなことだけでほっとする。

診察記録とMRIを見ながら、あー、狭窄の方ね。退院後どうですか?ちょっと外にでかけたりできますか?と母に向かって話しかけてくれる。そう、私じゃなくて母に話しかけてくれるのほっとする。時々私の方の向いてくれるからそれも嬉しい。

ちょっと立ち上がって見てくれる?ここに(テーブル)手を付いたままでいいから。つま先立ちして、はい、次は片足で立って。あー、やっぱり右のほうがあまりあがらないね。

と、母の「今」の状態を見てくれることがとても嬉しい。

先生は言った。
「この症状は放っておいても死ぬことはないです。でも、放っておいて良くなることもないです。できることは手術でその後リハビリをしていくこと」と結論を端的に説明してくれた。

直ぐに答えが出せなくて、例えばあと1ヶ月様子を見てそのときの外来で答えを出してもいいですか?と伝えたら、じゃそれまで今までの薬と効くという保証はできないけれど、しびれに効果的なビタミンB12が主成分の薬を処方してくれた。

明日からその薬を追加して飲むことにした。
しびれが少し緩和したら、一緒に歩いてコンビニへ行きたい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。