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母も覚えていたお皿の柄

先日、カフェに行って食事をしたときにお皿を見て母は「あ、このお皿。取っておけばよかったなぁ」とつぶやいた。

1人で以前このカフェに来たときに、家族で暮らしていたときに使っていたお皿と同じ柄だと気がついてとても懐かしくて写真を母に見せようとしていたのだけれどすっかり忘れてしまっていた。でも忘れてよかった。こうして母が気がついて声を発してくれた瞬間に立ち会え、こんな風に同じ思い出を共有できることはかけがえのないことのように思う。そんな風に思ったら、またいつかこのお皿を見たとき、家族で暮らしていたときのことと母と一緒来たカフェのことを、今度は1人で思い出すことになるのかと思ったら急に悲しくなってしまった。ほんと自分はいつも先走り過ぎで、悲しみを無駄に積み上げるな馬鹿者めと思う。


最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。