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本質に気がつけば。

とある地域のカフェで働く青年がいる。大学院にまで進学してまちづくりや居場所づくりを学んだ彼は、いま店主としてお客さんに料理や笑顔を振り撒く。つい先日会う機会があり話してみると、カフェの本質について教えてくれた。

それはすなわち「居心地の良さ」だと彼は話す。コーヒーや料理だけでなく、インテリアを含めた空間としてもアプローチが不可欠で、もっと言えば店員の立ち振る舞いにも気を配る必要があるという。そのため、彼は彼自身の接客と向き合い、そして料理の腕を磨く。「場所や料理に自信がないと、やっぱりどうしてもコミュニケーションに出ると思うんですよね。ヘンに下手したてに出ちゃって対等な関係性を築けないし、きっと相手にも伝わります。だから僕は自分の料理に自信を持つことも、お客さんの居心地を良くすることにつながると考えているんです」と、彼はまっすぐな目で話す。


自分の仕事の本質はどこにあるのだろう。気づけば僕は、胸に手を当てて考えていた。地域おこし協力隊。地域おこし?まちづくり?一般の住民の方々が輝くこと?行政とのつなぎ役?自分自身が目立つこと?

正直この問いに、答えは出ていない。けれども、地域で人と人をつなぐことには、なんだかヒントがありそうだ。きょうも、とある企画のオンラインMTGで僕の知人を会わせてみると、またそこで新たなアイデアが生まれていた。人と人がスパークする瞬間というか、企画にドライブがかかる瞬間というか。そこをコーディネートしていくこと、コーディネートできることが、僕の協力隊としての役割であり、本質のありかのような気がしている。まあ、とても暫定的な感覚はあるのだけれども。

いつもいつもありがとうございます〜。