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人と会うという趣味。

何気ない会話で「ふだん休日は何をしているんですか」と訊かれることがある。それはつまり「趣味はなんですか」であり、「どんなことにお金と時間を使っているんですか」である。ちょっと考えてみると、今の僕にとっては「人と会うこと」だった。

人と会うこと。宮城県内のあちこちへと車を走らせ、ときに地元の手土産も携えて、イベントなり交流会なりに参加している。おもに地域をテーマにしているものが多いだろうか。この土日は東北の県が主催するイベントに顔を出し、その直前の金曜の夜はシェアハウスの交流会に混ぜてもらい、つい先々週は宮城県南の自治体が主催するコミュニティ活動に参加してきた。慌ただしくも、とても充実感に満ちた日々を送れている。

では、なぜ人と会うのか。それは人との縁こそが、今の自分の活動や仕事において、いやもっと言えば人生において、何より重要なものだと感じられているからだ。地域の人と顔を合わせて、共に話し、そして笑うことが、今後の自分の可能性を高めてくれると信じてやまない。または単純に、僕は人と会って話して笑うことが、好きなのだ。地域の誰かと関係性を深めることはつまり、地域へ入り込むことを意味しているとも考えられるだろう。

逆に言えば今の僕は、誰かのもとへ会いに行くことしかできない。悔しいけれど、それしか能がない。まだ何らかのプロジェクトを動かせているわけではなく、なんとなく分かってきたものの具体的に何をすべきか定めかねている状況だ。だからこそ、人と会って関係性を深めること、そして自分自身が地方で楽しく過ごすことに重きを置いているのである。具体的な活動が定まるまで今後もしばらくは、人と会うことを趣味としているだろう。いや、それが定まってからもずっと、特に地域で生きていく上では、人との縁は大切にし続けていたいと思っているのである。


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