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会話が続かなくて気まずくなる、の原因。

最近ついに恋人ができたという26歳の青年。詳しくは聞かなかったが、かなり久しぶりに女性と付き合っているようだ。ただ、彼女と帰りの車内での会話が続かないことを嘆いていた。というか、周りの人間たちにいじられていた。

個人的には、そのあまりの初々しさに微笑ましくなる。今はもうそんなことほとんどないけれど、そういえばその感覚あったっけなあ。記憶の引き出しが開く。僕には、中学1年生の頃にお付き合いをしていた女の子へ、上手に話せなくて気まずくなっていた過去がある。

思い返してみると、その原因は「相手のことを知らない」だったように思う。かわいいだとかすきだとか、そういった感覚はたしかにあった。しかし、僕は彼女のことを詳しく知らなかった。何が好きなのか、どこで笑うのか、話すときの、などを含めて自分はどうフィットできるのか。ほかの女友達ならあんなにフランクに話せるのに、結局何も知らないから言葉が出てこない。言葉が出ないから、興味も湧かせようがない。そしてその沈黙がまた僕を焦らせ、2人に変な空気を漂わせてしまう。

今ならその「知らない」も活かして、「訊く」というカードも比較的簡単に切ることができる。もちろん当時は自分自身の余裕のなさというか、いわゆる経験値の少なさも影響していただろう。そんな中で“根幹”を取り出すとしたら、僕は「知らない」に原因の多くがあると考えるのである。

いつもいつもありがとうございます〜。