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クリエイティブとコミュニケーション。

先週、地元の中学2年生の男子生徒6名が地域おこし協力隊のもとへ職業体験に来てくれた。昨年度、我々の存在に目をつけてくれた先生が授業に呼んでくれて、講話と体験学習を行なった学校。当時は中学1年生を対象としており、つまりそのとき授業を受けてくれていた一部の生徒が、今回は職業体験のフィールドのひとつとして選んでくれたわけである。

オファーを受けたときには別に断る理由も感じなかったし、なんなら学生とのつながりを持てる良い機会だと思っていた。しかしながら徐々に日程が近づいてくると、何を体験してもらえたらいいのだろう、彼らに何を持ち帰ってもらえるのだろう、と正直なところ不安があった。うちの協力隊は隊員それぞれがミッションを掲げて業務を進めていることもあり、僕個人として生徒を受け持つことは既定路線だったのだ。

そんな中で迎えた当日、僕はおもに2人の生徒を受け持つことになった。まずは移住定住促進事業のひとつとして担当することになっていた、町のPR動画の制作を手伝ってもらい、その後は事務所を飛び出して地域の人と触れ合った。農家さんのもとへ焚き火の薪として廃材をいただいたり、行きつけのカフェでクレープを食べながらまったりしたり。特に背伸びすることなく、いつも通りの自分の活動を見せられればいいなと思ったわけである。

きっと多くの協力隊の活動の軸は、クリエイティブとコミュニケーションだと思った。地域に新しい何かを生み出すこと、地域をより良い方向へと動かしていくこと。そして、そのために地域の人とつながりを持つこと。今回、無邪気な中学生たちの時間を過ごしながら、改めて自分自身の活動を見直せたと思っている。

いつもいつもありがとうございます〜。