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火花を逃すな。

誰かと誰かが会ったとき、あるいは彼らの話が進んだとき、ばちばちっと火花が散ることがある。これはもちろん比喩なのだが、地域で生きているとよく感じられるのだ。人の生き様やアイデアが重なって、化学反応のようなものが起こる。

ただ、その火花はどうしても、よくもわるくも“火花”である。瞬間的で儚くて、とても脆い。たしかにキラキラしてきれいで華があって、ちょっとしたワクワクも感じられるのだが、どうしても頼りないものである。

そんな火花をいかに“炎”にするかが、地域おこし協力隊の役割のひとつだと感じている。まずは人と人をつなぐこと。そして散った火花を逃すことなく、しっかりと育て上げること。これまで何度も、その現場を目の当たりにしてきて、消えてしまうものも多く感じられてきた。ただ、ここ最近は徐々に、“火種”ぐらいまでには育てられるようになってきた気がする。

いずれは炎として、地域や人々に根づかせることを信条としたい。それが地元のためになればいいし、自分の生業にもできたらこれ以上のことはないのかもしれない。まずは今そのトレーニングじゃないけれども、火花を逃さないセンサーを、いや拾い上げる行動力を、大切にしたいと思っている。

いつもいつもありがとうございます〜。