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地域おこし協力隊としてのコラム。

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2022年4月から着任している地域おこし協力隊での活動を通じて、感じたこと・考えたことを綴っています。
運営しているクリエイター

#自分と向き合う

何かを選ぶということは。

1年目の地域おこし協力隊として、活動が佳境に入ってきている。企画・運営に携わらせてもらっている複数の町内イベントが、いよいよ開催を迎えようとしているのだ。たとえ土日に入っても脳内のスイッチがOFFになることはなく、あえて言えば何かしらの「やるべきこと」に追われている状況だ。 うちでは今年から導入された地域おこし協力隊制度。待ち焦がれてくれた人が、DMを送ってくれるなり事務所へ直接足を運んでくれるなりして、関わるきっかけを与えてくれた。イベントの企画・運営もそのうちのひとつで

喜びと、自分らしさと。

「大村さんがやりたいことってできてるの?」。 地域の知り合いにそう訊かれた僕は、「あーどうなんでしょうね」と答えを濁した。それはつまり、暗に「できていない」を示していた。 地元の宮城県美里町で地域おこし協力隊となってから、約4ヶ月。ここまで何もせずのうのうと過ごしてきた、というわけではないのだが、具体的で鮮烈な何かが実現できているわけでもない。着任前から思い描いていた「地域の人やイベントを取り上げて記事にする」ことに取り組んではみているものの、なんだかイマイチ手応えがない