Appleの永遠の循環
こんにちは、のぶです。
Apple好きのみなさんは永遠の循環、infinity loopを聞いたことがあるかと思います。
僕はこのAppleの永遠の循環にまつわる話が大好きなので、今回はこの話をみなさんに共有したいと思います。
テクノロジーとリベラルアーツの交差点
これはスティーブ・ジョブズ氏が掲げたAppleの位置を示す言葉です。
テクノロジーはみなさんご存知のとおり、『科学技術または、それを用いる方法論』などと行った意味があります。
AppleでいうところのITの技術などですね。
ではリベラルアーツとはなんなのでしょうか?
そのまま直訳すると、『教育・教養』といった意味になりますが、僕は『生きていくために必要なもの・生活』だと解釈しています。生活と聞くとライフ(life)という言葉がふさわしいのではないかと言われますが、
人が創り上げ、人が生きていくためのもの=生活
といった解釈をしています。
ジョブズ氏はこの2つが交わる場所、すなわち「交差点」に位置するのがAppleだということです。
この立ち位置は今になっても変わっていない揺るがないものでしょう。
ApplePark
今やAppleの本社となっているクパチーノにあるApplePark。
巨大な宇宙船とも言われているこの建物。完成したのは2017年ですが、実はジョブズ氏が既に新社屋設立の計画を立てていたのです。
残念ながら着手・完成時にはジョブズ氏はこの世を去ってしましましたが、その意思を注いでいたものが完成させたのです。
それがこの二人。
ジョニーアイヴ氏とティムクック氏です。
アイヴ氏はAppleデザイン部門のトップの人間でした。
彼が手かげたプロダクトは初代iMacかから始まります。
ジョブズ氏のように洗練されたプロダクトデザインを追求してきました。
ティム氏は言わずもがなジョブズ氏の後を継いだ現CEOとしてAppleを導いてきました。
この二人の主導者が徹底したジョブズの意思を引き継ぎ、Apple新社屋の設立に着手し始めました。
当時は丸み帯びた綺麗な特殊ガラスや異常なまでの設計、ジョブズ氏が好んでいた特殊な大理石の石を使用したりとお金の掛け方に批判が出てしまったりもしました。
かつてジョブズ氏は「私が生涯の中で一番傑作のプロダクトはAppleだ」と回答したという話があります。
テクノロジーとリベラルアーツの交差点となったAppleをジョブズ氏は生涯最高傑作のプロダクトとして挙げたのである。
巨大な宇宙船のような大きな円形状の設計にすることによりこの先何があっても Appleがその交差点である続ける『永遠の循環』を本社という類を見ない形で具現化したのである。
そんなAppleの狂気的なデザインと魔法の力によってAppleParkが完成したのです。
そうして一つの節目を迎え、ジョブズ氏がやり残したことを終えたからこそ、アイヴ氏はAppleを去ったのだと思います。
アイヴ氏はなかなかメディアインタビューに応じることはない人物でしたが、彼は、
『何かに取り組んでいて、それが最高の出来だとわかったらすぐに別の素晴らしいことに取り組むのです。』
と話しています。
AppleParkはAppleの異常なまでの執着、狂気的なほど何かを信じる力が生み出したものなのです。
まとめ
僕はこの話が大好きすぎるのです。
まさにAppleといったエピソードだと思います。
AppleParkにはビジターセンターやAppleStoreも併設しているため、一般の人でも一部出入りが可能です。
いつか行ってみたいなーと思っています。
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