「解決能力の向上」

「上手くいかないことは全て自分の責任」というマインドセットがビジネス業界でよく謳われてるが、浅はかに感じつつも、これはどこまでいっても重要な思考ではないかと思う。

例えば、仕事をする上で「上司から理不尽な扱いを受ける」「頑張ってるのに評価をしてもらえない」「人間関係がよろしくない」などの、不満をよく聞くことがある。

当然、社会にでて仕事をしていれば、日々いろんなトラブルに苛まれて、理不尽なことや納得のいかないことは多くあるだろうし、それらの鬱憤を飲み会の席などで憂さ晴らしをすることもあるだろう。

そして、不満と理性を綺麗に整えて、今後のキャリアプランについて模索してる人も少なくはない。

個人的にはそれらの不満を聞く限り、個別の問題もあるとは思うが、それよりも会社の構造上の問題の方が大きいような気がしている。

しかし、いくら構造上の問題だからといって妥協点を探して折り合いをつけていては、ただただ時間が経過して不満だけが溜まる一方である。

なので、構造上の問題を自分ごととして照らし合わせて何かしらの行動を起こすことが望ましいわけだか、「考える」から逃れる癖が付いてる人はなかなか難しいところがある。

そういう人は、「自分都合に考える」ことが得意で、ベルトコンベアに行動を起こさない理由を陳列して大量生産していく傾向にあるからだ。

辛辣な表現にはなってしまうが、「自分都合に考える」というのは、「考えてるようで考えることになってない。」というのが実際のところだろうと思う。

「考える」ことが「言い訳」になってしまうと、どんどん思考力は低下していく。

逆に、現状の不満に向き合い、視点を変えようともがきながら、熟慮と行動と反省を繰り返していく人は、どんどん思考力が向上する。

これが冒頭に記述した、「上手くいかないことは全て自分の責任」というマインドを保持する人の特徴である。

この思考パターンの違いが、他人がどうであれ解決策を見出す人と、他人の結果により不満を募らせ衰えていく人の、大きな要因となってるのではないだろうか。

他責思考によって「人生の解決能力」の低下を招くことは注意しておきたいと思う。

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