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the GazettEという心の支えとなったバンドの話

文章にまとめるのが苦手で長文になってしまいましたが、自分の中で少し落ち着いてきたので話そうと思う。4月16日
私は、いつものように転職エージェントから届いた大量のメールを見流しながら創作活動をしていた昼過ぎ、こんなtweetが目に飛び込んできた。


theGazettEのREITA(B)が昨日4月15日に死亡した。


REITAってあのれいた?ガゼットの?正直頭が真っ白になりました。
職場に向かうとき、ドライブに行くとき、作業をするとき、現在32歳、そう考えると17年間theGazettEの音楽と共にしてることになる。


自分が最初にGazettEの存在を知ったのは、おそらく2007~2008年あたりだ。その当時は中3と高1の間で自分の通っていた中高は県内の中でもいじめや暴力沙汰が多く遺書を書いた人間もいて騒ぎになったこともあった。後にブレイキングナンチャラの人間も排出したらしい
当時クラスで流行っていたアーティストは湘南乃風、GREEN、ジャニーズ、大塚愛、ファンモンあたりだったと思う。いじめや暴力に悩んでいた自分には眩しすぎました。正直この頃のオリコンは本当に嫌いで、毎週毎週同じアーティストばかりが出ていて音楽番組を見るのが本当に苦痛になっていました。今思うと、自分をいじめていた人間が好んでいた音楽=クソみたいな音楽 という考えは良くないですね。本当に最悪の精神状態だった思います。



ヴィジュアル系というジャンルの虜になる



そんな私でしたが幸い友達には恵まれており、中学時代はぼっちになったことが一度もなかった。中三の頃初めて友達にカラオケに誘われた。が、自分には好きなアーティストが居ませんでした。ポルノはメリッサアポロアゲハ蝶ぐらいしか知らない。ラルクもハガレンのOPぐらいしか知らない程度の知識でした。当時、魔法先生ネギまというアニメが自分の周りで流行っていたためアニソンを少し予習していざカラオケへ行くと。
友達の多くはYUIやラルク、リップスライム、バンプ、倖田來未など皆好きなアーティストで歌う曲を固めていました。あれ?意外とみんなアニソン歌わないんか??

人生初カラオケに行った数ヶ月後、あるニュースが学校で話題になった。「デスノートがアニメ化されるってさ」その当時メンヘラ日本代表だった自分にとってデスノートは生きがいでした。


見るしかない。


カッコイイOP


オシャレなED


どんな人が歌ってるんだろう。


HPを見て絶句した。

白塗りの顔に口にはピアス、目には万華鏡のようなカラーコンタクト、明らかに人をいじめ倒してきました!という風貌。ホスト?少なからず拒否反応はでた。しかし、気がつけば蔦屋にアルバムをレンタルしMDに焼く、そして聴くという矛盾。そんな帰りに通るホームセンターの小さな本屋でSHOXXARENA 37℃という雑誌の存在を知る。その表紙に写っていたバンドの名前は


theGazettE

今でも初めてこの表紙を見たときのインパクトは忘れない。自分が求めていた好きなバンドと言える姿だった。家に帰ってすぐに調べることにした。


人生で初めて聴いた曲は千鶴でした。やっぱりこの曲が歌もPVも一番好き
個人的にA面のHyenaより千鶴の方が好きでした。ダークな世界観のPVとメロディそんなGazettEがたまらなく好きになり。学校から帰っては毎日のように聴いていました。嫌なこともこの音楽で全て洗い流してくれる。


が、いざカラオケで歌うと反応は悪かった。友達と来るときはリグレットやPLEDGEあたりの曲を歌うのが無難かもしれません。そんな嫌がっていた友達も次第に彩冷えるやシド、アンカフェなど歌うようになりました・・・(※周りにV系嫌いの方が居る場合は、好みの押し付けなどマイナスになる場合があるので周りとの印象が悪くならないように配慮するのが大事かと・・)



アーティストも所詮は人間



アーティストと言えど同じ人間です。時に炎上したり、自分の意見と反することをいうこともあります。当時、ガゼット、ナイトメアに夢中になっていた頃もう一人好きだったアーティストの方がいました。名前は伏せますがその方は女性のアニソン歌手でかなり奇抜な方でしたが、ブログを見て驚きました。同業のアーティストやバンドの悪口ばかり・・・。あぁ・・所詮は人間だし・・そんなもんか・・と思ってましたが今になって考えてみると、
良くいうと自分の世界観、音楽を貫き通してる
悪くいうと成長してない、できない
ということになるような気がします。実際この方は現在あまり名前は聞かなくなりましたような気がします。葵さんも過去に初音ミクの発言で炎上した過去がありますし、芸能人にとってTwitterやブログは一利一害なのかも。


自分自身歪んだ性格なのでどうしても人間性+音楽で考えてしまう所があり、音楽が好きだけど人間性がどうも受け付けないことが多くありました。
ではREITAは自分にはどう映っていたか。
当時の特典DVDやHEY!HEY!HEY!に出演した映像を見たとき「こんなひょうきんな人だったんだ・・・」という衝撃を受けました。当時読んでいた雑誌の文章でもメンバーに君づけしていたのを覚えてますし、ライブ内での喧嘩も止めていたと聞いています。縦社会と言われたV系の世界でここまで優しい心を持ったV系バンドマンは他にいなかったと思います。いや、今後出てこないかも。

そんな異才を放っていたREITAさんは、自分が理想としていたカッコイイミュージシャンの姿そのものでした。そんなREITAさんが亡くなって、50、60になったカッコイイ姿が見れなくなるのは本当にショックです。
音楽をやっているREITAもTwitterにいるREITAも人間としてアーティストとしても尊敬できて大好きな方でした。


私と同じで悲しい思いをしている方も多くいるかと思います。
みなさん、強く生きましょう。








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