OSアップデート:11月
11月ももちろんあっという間だった。何に対してのもちろんかというと先月に「毎月あっという間だな」なんて書いていたから。
ただ忙しくできるというのはとても幸せなことだとも思う。声をかけてくれる人・遊んでくれる人・おそってくる課題たち、いつもがとう。
10月は以下がアップデートされた。
①心の趣きを大切にすること
②後出しジャンケンしないこと
③俯瞰してみること
11月のアップデートは3つ。
①好き(dig)すること
好きこそものの上手なれ。とはよく言ったものだと思う。誰が言い始めたのか語源はわからないけれど、本当にその通りだと原体験があった。京都で参加したプレイリスト会。
好きであること=digしてきていること=熱量
上記の式として教科書には載っていないけれど、人に響く作品や行動、発言というのは押し並べて行くとここに行き着く気がした。
化学で習った熱の変換の式に似ているなぁ〜っておもった。熱量は他の形へ姿を変えられるようだ。
良い作品を作る人は、すべからく、めちゃくちゃインプットしている。
いい曲を作る人なら、いい曲を聴いている。
いい絵を作る人なら、いい絵を見てきている。
そうしてインプットしてきたものは養分としてその人に蓄えられる。面白いことに、めちゃくちゃインプットしてきていることはわかる人にはわかってしまうということ。
必ずといっていいほど、アウトプットにはそれが生まれるまでの文脈が存在するからだ。その文脈の中に蓄えた養分は脈々とうけつがれる。
「こいつめちゃくちゃ調べてきてんな。」
「めちゃくちゃ曲聴いてきたんだろうな。」
その熱量が人に響き、ファンを作り、グルーブを作る。
具体例はディグトリオのcity pop編のpart.3(アフタートーク)の内容を拝借する。Suchmosのstay tuneを聴いた後に出てくる雑学がまさに自分に刺さった。彼らの曲には、これまで日本・渋谷や音楽として築かれてきた文脈が流れているそう。20代でこれを作るのか!と音楽通アニキたちが驚いていたのにぼくはおどろいた。
彼らが小さい頃から音楽を友達と集まって聴いていたり、音大へ行ってさらに拍車をかけて音楽を聴いていたり。
これは個人の想定だけれど、好きで聴いて・掘り下げていったからこそ、今の彼らのアウトプットやチャレンジがあるんだろうな。って
なにか生み出していこうと思ったら、生み出そうと思わなくとも
好きなものを・好きなように・好きなだけ掘り進めていく。
それが自分を含めた人を動かすパワーになることを知った11月だった。
最近になって歴史や自然、なんでもかんでも興味が出てきたのは好き(dig)の強かさを知ったからかもしれない。
好きに嘘をつかず、リアリティのある好きを追いかけたい。まるでHIP HOPみたいだな、なんて思った。
②柔らかく
これは京都の人だけでなく、街から学んだ要素。結論としては京都に住みたいという気持ちがOSに追加されたよ!ということ。
京都の街は柔らかい。空気・広い道・建物・暮らしている人。
正直、何がそうたらしめているのかはわからないけれど、その柔らかい空気感の虜になってしまったのだ。
1つ仮説を置くのであれば、含んでいる文脈と配慮(心配り)だと思う。
まず、含んでいる文脈というのは京都が日本の中心だった頃からの歴史のことを指している。そこに根付いてきた感性や景観が今もしっかりと伝わって・残っていて、「時の厚み」が感じられること。これが柔らかさを作っているのではないだろうか。感覚としてはおじい・おばあになるほどよぼよぼに柔らかくなることにちか…くなさそう。(この例はわすれてください)
次に、配慮(心配り)というのは景観に対して・そしてそこから育まれる感性のことを指している。京都の街の空が広く見えるのは、建物が低めであることだけでなく、無電柱化がすすめられていることにある。景観を守るため、電柱が地下に埋められているのだ。
そうして確保された空の大きなキャンパスを眺め、ぼーっとしたり、想像を描いたり、そんなことをしてるのかな…知らんけど。
だけどそうやって街というプラットフォーム(基盤)自体が配慮ができていると、そこに住む人暮らす人も配慮ができるようになるのは必然な気がする。
柔らかくあるために、自分の厚みを増すこと。それは①のdigにつながるけれど、自分の好きをもっと掘っていくこと。
そして相手の好きや感情・思考へ配慮すること。
これがポイントになりそうだと睨んでいる。
京都にいないけれど、京都の柔らかさを新機能としてOSに搭載するため、検証をしていくことにした。
③「わからない」を大切にすること
このアップデートに関しては、以前noteで記事を書いたのを後で自分で見返しやすいように貼っておくことにする。過去に書いたものをそのまま引っ張ってくるのであれば…
なんとなく感じていることを書き殴っておく。
「わからない」というのは可能性なのかもしれない。これをしたい!あれをします!と形・ゴールを決めずに動いているものだから不安になるけれど、だからこそ何になるのかわからないし・新しいものでめちゃくちゃ面白いものになったりする可能性を秘めている。気がする。
人の気持ちも、自然の摂理も、生活しているとわからないことだらけかもしれないけれど「わかっている」よりずっと楽しいことな気がしてきた。
自分の性格を知っているからこそ、わかっているものは絶対に飽きてしまうから。きっと、少なからず「すでにわかっているもの」に対して人は飽きてしまう側面を持っている。だからこそ「わかっていること」よりも「わからないこと」を大事に生きていこうよ。
「わからない」って楽しいこと。飽きが来ないってこと。
最近はこれまで以上に、心で感じていること・頭で考えていることをそのまま書き殴るような形式をとるようにしている。その方が嘘がないから後で見返した時に「はっ」と自分ですることが多いから。
その時にしか書けない感情や浮かばない言葉があったりして面白い。
だからなのかHIP HOPかっこいいなぁぁぁっと思うことが多い最近。
ぼくの地元には舐達麻(なめだるま)というめちゃくちゃ売れっ子のHIP HOPアーティストがいるのは知っていた。けれど大麻所持で捕まったり、自分があまりHIP HOPのテイストが得意ではない・と思い込んでいた節があり全然聴く機会がなかった。
今になって聴く、そしてそのかっこよさに痺れている。
自分のやってきたこと・浮かんだ感情に正直に生きている彼らが心からかっこいいなと思った。
2023年も残り1ヶ月。ほんとうに今年は多くの人にお世話になったので、自分ができる形で恩返し?になるようなアウトプットをしていく予定。
ラップはできないけれどHIP HOPみたく
心の趣に正直に、楽しみながら、集大成を。
12月もごきげんに行きます。
これからも、どうぞよしなに。
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