左手で「できる」、右手で「できない」を握りしめて振り回してゆこう
2024年9月30日をもってメインで受託してきた通信事業を一つ解約した。
ちょうど同じ日に少年ジャンプの呪術廻戦も連載を終了していたものだから勝手に親近感をおぼている。昨晩は忙しい中に送別会も開いてもらった「残ってて欲しい」「また戻ってきてね」と言ってもらえるのは恐縮ではあるものの、しこりが呪いにならないことを祈る。
約1年ちょっと、メインで受託をしたいたのはサーバーベンダーの案件。デリバリーと保守を行うチームの内製化プロジェクトにおいてプロジェクトリーダーとして最終的には6人のメンバーを一緒に働いた。
この仕事を通して「何ができるようになったのか」 送別会帰り、街の香りが際立つ秋の夜空の下をぐるぐる考えながら帰った。
強いて言えばシリーズ…
・インド出張を通してインドの文化や食事に偏見がなくなった
・以前に比べたら、チームメンバーへ仕事を任せられるようになった
・サーバーの物理的な保守ができ、用語がわかるようになった
・Linuxが少し触れるようになった
こんなもんか…RPGゲームのような眼に見えるような技やスキルを獲得したわけではないから、何ができるようになったのかと言われると困ってしまった。でもこれが今回の受託の事実だったのかもしれない。
サーバー保守をする側、クリエイティブ最前線なあそびばを創るプロジェクトにも関わらせてもらっていた。7月末には4日間のビアフェスにてディレクター(名ばかりだったので悔しい)もさせてもらったりなど初めてのことをたくさん任せてもらっている。良い意味でも悪い意味でも初めてのことばかりを詰め込んだ衝撃で8月〜9月頭はぽやーっとして色んな人に迷惑をかけてしまった。はは、なんだかもう懐かしい気もするけれどまだ2ヶ月しか経っていないというか、もう2ヶ月というか、不思議だ。レベル上げてゆきますのでどうぞよしなに。
結局のところ、舵を切ったのはまだ見ぬ道へだった。 まだ見ぬというか、見てないのか・見えないのか、とにかく未経験で未開拓な方へ進む方へ舵を切ることを決めたのだった。また1年生からのやり直しなので収入は半分以下になってしまうけれどそれ以上の何かを得ればいいのさ、と自分を鼓舞する。
1年間の受託を経ての学びはこれだ。
できるようになった!と実感あることが少ない仕事は『自分ができること』を再度引用してプロジェクトを創った感覚がある。だから真新しさがなかった。そこで飽き性が出てしまったのかもね。 でもできることだからこそ、クオリティは上げて行けるし、その分の信頼を重ねれば売上は上がってゆく。
逆に『できないこと』『知らない分野』の仕事は地味で大変なこともあるけれど、常に頭がぐるぐると「どうしたら形になるのか」と考え続けるエネルギーになる。日々が生き生きとしてくるものの、クオリティはこれからなので、信頼は少なく・売上は高くない(期待値に根がつくから)。
だけど出来るようになったら面白くね!というある種ロマン主義な一面からか売上よりも感情的に面白さをとってしまう性分であることもわかった。
「できること」「できないこと」両方を装備したら良いんだと思った。
もしかしたらシンプルなことなんだけれど
・できることで稼ぎ
・できないことでワクワクする
なのかもしれない。
・できること ⇒クオリティをあげる、様式や知識を増やす
・できないこと⇒1つずつだが先人に学び、信頼を得て行けるようにちゃんとする
こんな感じ。
最近読んだ徳谷柿次郎さんのnoteが頭によぎる。 タイトルからグッと心に刺さって、読むとよりスキッッとなった
どっちか片方ではなくて、両方を振り回してゆくってのはぼくの頭の中にはなかったものなので脳内リビングの真ん中にるテーブルの上にでも置いておこうと思った。
左手で「できる」、右手で「できない」を握りしめて振り回してゆこう。
肌感覚だけれど、ほんの少し「できない」の方分量を多めにね。
じゃあ何を軸にやってゆくのか、具体的に何をしたいのか、本当にありがたいことに気にかけていただくことがある。それに応えれるものは見つけられていない(なんてことを言ったら、決めるんだよ!となるのも百理ある)。
ただそこに応えられるように、その気持ちはずっともったまま、大きく深呼吸をして歩んでゆこうと思う。
10月からまた1年生、のびのびと歩みます。
これからもどうぞよしなに。
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