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magic hour★ 2024/06/26

日が暮れるのが早くなった。夏至から数えてまだ5日目なのだが、確実に早くなっていると感じる。時の流れは早く、待ってはくれない。でも、否、だからこそ、その中にある那由多の刹那を愛おしく感じるのだと思う。

24日から3日間、人生で2度目のある土地に来ていた。これを書いている今は帰りの飛行機の出発を待つところで、この文章を綴っているわたしはまだその空港にいる。

空が綺麗だ。
綺麗すぎて、どうしたらいいのかわからない。

わたしは生きているのだなぁと思う。かつての痛みを今受け容れて癒し、そしてまた新しい体験をしながら。できることしかできないのだが、それを分かち合いながら、共に体験・体感しながら、忖度なく話したいことだけを話しながら、そして遠慮なく真っ直ぐな言葉を受け取りながら。

空に祝福されていると感じるようになったのはいつからだろう。いつでも、どこでも、どんな天気でもそうなのだが、それだけではない美しさを見せてもらえるようになったのはいつからだろう。それをハッキリと覚えていないくらいに当たり前になり、でもそれを感じる度に感動している今のの幸せなわたしになったのはいつからなのだろう。

それがいつなのかを明確に思い出せないことに喜びを感じながら、明確に分からないことに喜びを感じられるなんてわたしは成長したなと感じてまた嬉しくなっている。昔は、日付や時間を覚えていることに喜びを感じていたのに。きっと、そういうのをこと細かく覚えていないからといって、大切じゃないわけじゃないことを許せるようになっているからなのだろう。そしてそれは、覚えているならそれもよしと思えているから尚更なのだ。

美しい夕陽を見るたびに、わたしはメルズーガ@モロッコでの「Nice coral」な夕陽を思い出す。あの日の終わりを、眺めていたときのなんとも言えない開放感と、もう決して戻れない日々を思っていた(ような気がする)。

今日のわたしは、あのときのわたしときっと繋がっている。さあ、次の世界へ。


2024/06/26 (151/366)


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