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お金を受け取る準備はできてるか

世の中には受け取り上手な人と、受け取り下手な人がいると思う。
お金を受け取るということに慣れていない人は
せっかく価値があることを人に提供しても、お金を受け取ることができない。

何を隠そう、私自身、お金の受け取り下手だと思っている。
公務員時代、お金を受け取ることについてほとんど考えてこなかった。
退職してまだ数年。
だんだんと受け取ることに慣れていけばいいと思っている最中だ。

せっかく値段に見合ったサービスを提供していても、
そのことを自分で認めることができないと
お金を受け取ることに罪悪感を持ったり
お金を受け取った後にすぐ使ってしまって
自分の手元に残らない。

お金を受け取るということは、一見嬉しいことなのだけど、
同時に、怖いことでもあるのだと思う。
私だって、あまりにも大金を手に入れてしまったら
これからの生活が一変してしまいそうで、怖い。

私は、初めてメルカリSHOPで出品する際、
ついついおまけを多めに入れていた。
だんだんと自信が出てきて、
おまけを入れる代わりに、購入者にとって有益な情報を
提供するようになっていった。

公務員を退職してから、稼ぐとはどういうことなのかを学び始めた。
ネットで情報商材を買って、稼ぐことがどういうことなのか
理解しようとした。

今でも印象に残っている情報商材がある。
その情報商材の販売者Kさんが、
最近どうしているかと調べたらネット界から姿を消しており
ほとんどのYoutube動画が削除されていた。

なのでKさんの名前は出さないけれど、
今思い出すと、私はKさんの動画で
「お金を受け取る」ということを学んだ。

教材の中には、
Kさんという人が1名の受講者に向かってお金を受け取ることについて
指導している音声動画があった。

受講者は作曲家で、曲を提供をしているがなかなかお金にならない状況だったため、何とか作曲活動で生計を立てたいと思ってKさんの指導を仰いだ。
私は、受講者に向かってコーチングをするKさんの音声を聞いた。

受講者は、作曲を提供してもお金をもらったことがなく無料で提供していたがコーチングを受けたことで、「有料にしたい」と交渉できるようになった
という話だった。さらに、交渉を何度か重ねて受け取る金額を上げることができたという。

私はその音声を聞いて初めて「価格は自分で交渉して上げていくもの」
と捉えるようになった。

公務員時代は、放っておいても年数を重ね昇進すると給料が上がっていった。
受け取る金額は、交渉するものだとは夢にも思わなかった。

退職して、お金との向き合い方を知ってから
「自分がどのくらいお金を受け取りたいのか?」
と考えるようになった。

そして受け取る金額に見合った仕事ができるよう、
本を購入して勉強をした。

金額を上げる交渉は「資料を購入して勉強することで
もっとサービスを充実させたいから金額を上げてくれないか」
と言った。

最初から高い金額で依頼するのが難しければ
自分が妥当だと思える金額から交渉すればいい。

相手から「ケチなやつ」「お金を取るなんて図々しい」
と思われやしないかとビクビクしながら交渉したが、
意外と大丈夫だった。
無料で搾取しようとする人間は、自然と離れて行ったのかもしれない。

与沢翼さんは「値決めは経営」と言って、
最初に価格をしっかり考えて決めてしまい、
決めたら動かさないのが良いと言っていた。
でも私は凡人なので最初からベストな金額で勝負できない。
なので、少しずつ上げていくやり方が合っていると思う。

少しずつ、受け取り上手になれたらいいなぁと思う。

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