「日常は青がいい」じゃなくて、「青の日常がいい」
この土日に、乃木坂46の4年振りとなる東京ドームライブがありました。
私は初日は配信で、2日目は現地で見たのですが、そこで披露された北野日奈子ちゃんセンターのアンダー楽曲『日常』に関するお話しです。
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まず何でこういう話になったかその経緯をお話ししていきたいと思います。
ちょっと長くなるので、タイトルの理由だけ気になるという方は、そこまで飛ばしてもらって大丈夫です。
■再び「青の日常」が見れるまで
遡ること2年。真夏の全国ツアー2019で『日常』が披露されました。
そこで直前に披露された『滑走路』にて、サイリウムの色を会場全体で変える演出があり、その流れで一面青のサイリウムのなか『日常』が披露されました。
その会場一面が青一色に染まるなか披露した『日常』は、あの夏過ごした人が「あの日常は凄かった…」「ライブで1番印象に残ってるのは日常だわ…」と口を揃えて言うほど素晴らしいものでした。
私自身の中でも、2019年夏の『日常』は、ライブ史上1番印象に残っている瞬間です。
そんな全参加者の脳裏に刻み込まれた「青の日常」でしたが、その後は直接メンバーが色統一を呼びかけた訳ではないこと、その夏の企画的な流れでやったから、ステージ演出的に赤が多い…と言ったことから、一面青での披露はなくなってしまいます。
しかし、それから1年後、乃木坂46時間TV内の久保チャンネルで「青の日常」が取り上げられて語られます。
そこで、
「日奈子ちゃんが日常といえば青と答えたこと」
「立っていられないくらいボルテージが上がる」
など、この青の日常が特別であったことが語られます。
さらに武蔵野の森の振り返りでも、『日常』が青がいい理由が語られています。
その後ライブが始まり、定番曲となった『日常』が披露されますが、会場全体が青になることはなく、2,3割に留まってしまいます。
私も「青の日常見たいけど、もう無理なのかなぁ…」と感じることもありましたが、あの興奮をもう一度味わいたい、知ってほしいという思いで、青を振り続けます。
そして今年の夏、2年振りの全国ツアーが開催されました。
そこで発表された「見たいアンダー楽曲ランキング」で『日常』が1位となります。ただ青に染まることはなく、日常は赤に染まります。
そんななか更新されたセンター北野日奈子ちゃんの755で、『日常』のサイリウムのことについて触れられます。
2回にわたってサイリウムについて話していますが、どちらも「青だと嬉しいな」という感じで、強く青統一を希望することはありませんでしたが、彼女の性格的にも、他の推しメンカラーを消すことになるし、強くは言えなかったんじゃないかなと思います。
ただ、日常と言ったらに青!と答えていたこと、どちらの日の投稿も最後に青がいいとしていることから、本当は「青の日常」でパフォーマンスをしたいと伝えたかったんじゃないかと思います。
そんな投稿があっての今回の東京ドーム。
初日。
『何度目の青空か?』の一面青のサイリウムの次に披露されるという絶好のタイミング。
しかし、赤に変える人に引っ張られ最終的に7,8割が赤のサイリウムとなってしまいます。
迎えた2日目。
セトリが変わって『ありがちな恋愛』の後、ダンストラックが入り、「日常だ!」と思った私はすぐさまサイリウムを青に変えます。
そしてダンストラックが終わりいよいよ曲が始まります。
曲の開始時点では青と赤が半々。
「またダメか…」
そう頭の中で思いました。
しかし、その後でした。
段々と赤のサイリウムが青に変わっていき、サビの頃にはほぼ全体が青のサイリウムで埋めつくされました。
その青のサイリウムが段々と赤を飲み込み一面の青に向かっていく様子に、会場が『日常』に支配されていく感覚、2年前の興奮が重なって、気づいたら泣いてしまっていました。
(追記:11/24ののぎおびで「イントロがかかる前くらいにはもう青になってて…」と北野日奈子ちゃん本人が言っていました。私の記憶違いで、正しくはダンストラック前が青赤半々、イントロ前に青一面だったみたいです。)
■「日常は青がいい」じゃなくて「青の日常がいい」
かなり長くなりましたが、本題の方へ。
「日常は青がいい」
「青の日常がいい」
言ってることはほぼ同じで、実際やっているサイリウムを青にするという行為は全く同じです。
ただ私が思うのは、「日常だから青にする」というよりは「青の日常が見たいから青にする」ということです。
乃木坂にはサイリウムの色を統一する曲がいくつかあります。『乃木坂の詩』で乃木坂のイメージカラーの紫にするであったり、『何度目の青空か?』で青空をイメージする青であったり。
これらもすごく綺麗でライブの醍醐味でもあるのですが、どちらかと言えば「○○だから△色にする」といった感じでしょうか。
それに対して私が思う「青の日常がいい」という理由は、青に染まった空間からくる『日常』が会場を支配する感覚、その染まる色に呼応するかのように激しくなるパフォーマンスに出会えるからです。
実際に2日目の『日常』では、段々と青に染まっていくに従って、メンバーの表情やダンスの迫力が増していったように感じました。
「そっち(観客)が青にしてくれるなら、
こっち(メンバー)だって魅せてやるよぉぉ!!」
といった感じに観客とメンバーが呼吸するかのようにボルテージが上がっていくのが最高で、『日常』の良さを1番出していると思いました。
曲のラストに振り返って鋭く視線を差すフリがあり、両日ともそこで不敵な笑みを見せていたのですが、2日目の「青の日常」の後は、その瞬間に我に返ったようだったので、直前まで『日常』の世界観に没入していたんだなと感じました。
こういったところでパフォーマンスと一体になっているという意味から、「日常は青」でなく「青の日常」だと個人的に感じています。
今後、『日常』が披露される時には、
「日常だから青にしよう!」という人より、
「青い日常がみたいから青にしよう!」と、
熱気や気持ちベースで青に揃うと嬉しい限りです。
色々語ってしまいましたが、語るより見る方が早いです。2年前の神宮公演の映像があるので、のぎ動画で見てみてください。
そして見るより感じるのが1番です。
ぜひ皆さんも会場に行った際には、
「青の日常が見たい」
その気持ちから青のサイリウムにしてみてはどうでしょうか?
そうだ 自分で降りてみなくちゃ
違う景色は見られやしないさ
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