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“いい歳”っていつのことだろう

最近、気がついたことがある。


35歳を目前に、自分に対して「いい歳して」ってことばをよく使うようになったこと。

正直、年齢を気にしたことはこれまでにあまりなかったし、年齢を重ねることに対してのネガティブな感情も特には無かった。(かといってポジティブな感情でもない。言うなれば無。)

自分よりもひと回り近く年齢の下の子たちと働くこともあったからか、年齢を自虐ネタにすることも無いように極力気をつけていたはず。

だけど、いつからか自分のことを「もういい歳だからなー」と思うようになっていた。

ん?これはだれに対しての言い訳なんだ?
ふと疑問に思った。


いい歳、とは。

“いい歳”って、なんだろう。そもそも、いつのことなんだろう。
いつもの思考ぐるぐるタイムがやってきた。

「いい歳してこんなこと聞くの恥ずかしいんだけど」とか「もういい歳だからさー」とか。
照れ隠しのような?一種の何か牽制のような。

いい歳って何なのか、興味本位でちょっと調べてみた。

”ある言動について、そういったことをする年齢でもないだろうに、といった意味合いを込めて言う表現。
年不相応に。半ば非難の意味で、あるいは諌める意味で用いられる場合が多い。より乱暴に「いい年こいて」などとも言う。(weblio辞書)

なるほど。
やはりあまり良い意味では使われておらず、
批判的な意味合いのことが多い。

ちなみにGoogle検索で【いい歳】を検索すると
そのあとに続く予測候補には、こんな感じで出てきた。

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いい歳して独身だって、
いい歳してゲームだって、
はたまた、いい歳してポケモンだって。
本人の自由だし、自分自身の選択。
他人に評価される筋合いはこれっぽっちもない。

そうは思いつつ私は、自分のこととなると、
なんとなく“いい歳して”に縛られていた気がする。

(同じように【いい歳 意味】を調べている人がいてなんとなくうれしい。)


いい歳=好い歳

どうやら漢字では“好い歳”と書くらしい。
いい歳=良い歳でもある。

それならなおさら「いい歳してこんなことして」と
年齢を盾にして恥ずかしがることはないんじゃないかな、と思った。

他人に使われるときにも「いい歳した大人が…」みたいな感じの使い方を耳にするけど、若いからどうとか、年齢を重ねているからどうとかよりも、割とその人自身の問題だったりする気がする。


いつになったって、いつからだって、良い歳。

ついつい人の目を気にしてしまいがちだけどいつになったって、年齢を言い訳にせず、良い歳を取れるように生きていきたい。

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