家にいて暇だし好きなCMを元に架空のドラマを考えて遊ぼう2

 またやってるんですよ。
 今回はLIONから発売されているボディソープ
「hadakara](ハダカラ)
https://www.lion.co.jp/ja/products/cm/body/index.php
 公式にCMがあったので安心してのっけられる。
 割とこちらではけっこうな頻度で流れているのですが、そちらではどうですか? シリーズっぽくて登場する先生と生徒の関係を色々と考えてしまうような、いい意味での隙間があるCMだと思います。私は百合などにあまり造詣が深くないので思いっきりコメディよりの作品にしました。
 いや、そんなドラマはないんですけれどね……

 タイトル名:うつくしいひと 冷泉学園読書倶楽部活動記録

 八代都子…(芦田愛菜)
 冷泉学園2年生。2-Aクラス委員。容姿端麗にして成績優秀。1年生からは尊敬され、上級生からは一目置かれている。学校では隠しているが生粋の少女漫画オタク。聖地巡礼が趣味。学園では自分を作っているが、黒木と二人きりだと古き良き少女漫画的リアクションを取る。自分が生まれる前に活躍していた漫画家「風流院みやび」の大ファン。新作発表の噂に浮き足だっている。

 黒木姫子…(中谷美紀)
 冷泉学園の新任教師。2-Aクラス担任。授業は国語を担当。その美しさから学園内で話題になっている。年季の入った少女漫画オタク。なんでもかんでもネット通販で済ます。自分の好きなことについて話し出すと止まらなくなってしまうため、学園ではだいたい微笑んでいる。「風流院みやび」についてプライベートなことまで妙に詳しい。学校でも漫画が読みたいし、漫画の話がしたい。

 風流院みやび…(声・写真 内田有紀)
 少女漫画家。徹底した秘密主義を貫いている。確定して分かっていることは女性ということとモモンガが好きということ。自由奔放な性格らしく作品の発表ペースがきまぐれすぎることで有名。しかしそのどれもが名作と呼ばれるに値する作品であり、世代を問わず熱狂的なファンが多い。
 デビュー作は『レモンブローチ』
 その他にも『探偵たちの読書クラブ』『だいえっと・れぼりゅーしょん』『ハロー!王子様!』など。

あらすじ

 名門お嬢様学校・冷泉学園に通う八代郁子は動揺していた。
 今日から赴任してきた国語教師である黒木姫子から会っていきなり「貴女とは初めて会ったような気がしないわ」などと言われたからだ。そして実は郁子も同じように思っていたのだった。にわかに色めき立つクラスだが、郁子自身はどうにも納得がいかない。後日、黒木に呼び出される郁子。黒木は魅惑的な微笑みを浮かべながら、こう言った。
「あなたは……どのキャラクターが好きなの?」
「……は?」
「私はね……ふふふ『ハロー!王子様!』の嵐君。でもね、この前読み返してみたらやっぱりデビュー作の『レモンブローチ』のエドガーはとってもかっこよくってねえ。あ、初めて読んだときはだっんぜん!フィリップ派だったのよ。でもね、でもね、今だったらエドガーの気持ちが分かるっていうか、いやあ、やっぱり年代によってキャラクターに対する見方が変わっていくのも漫画の醍醐味だと思うのよね、それでね」
「先生が何を言ってるかわかりません」
 嘘である。郁子には黒木が言っていることのすべてが分かった。郁子が学校では隠している少女漫画の話、そしてその中でも大好きな漫画家「風流院みやび」の話をしている。なぜ?どうして? 
 まくしたてる黒木をなだめながらその理由を聞くと、本屋で少女漫画を物色する郁子のことを見かけたのだという。そこで発売されたばかりの『風流院みやび』作品集を予約特典(下敷きと定規)と共にを大喜びで受け取る姿を見て、ぜひ話をしたいと思っていたらしい。しかし現在の冷泉学園では漫画の話などできるはずもない。そこで黒木は郁子に協力を持ちかける。それは学校で好きな漫画を読んだり、それについて話し合うための隠れ蓑としての読書倶楽部の設立であった。その最中に二人は冷泉学園に隠された図書準備室を発見する。漫画やポスターやブロマイドに溢れたそこは、これまでの卒業生たちが密かに守ってきたそれぞれの「好きなこと」収めた秘密の部屋であった。この部屋を見つけ、守ることが黒木の本当の目的だった。
 図書準備室を部室に仕立て準備は整ったと喜ぶ黒木だったが、郁子は幽霊部員としてやり過ごそうと考えていた。しかし尊敬する上級生からのある「落とし物」の相談を読書倶楽部を通して引き受け、それを黒木と共に解決してしまったことから抜けるに抜け出せなくなってしまう。それ以降、二人は次々に学園の奇妙な事件を解決する。どれも冷泉学園の厳しすぎる校則ゆえに自分の趣味を隠したり誤魔化したりしたことがきっかけの事件だった。黒木に漫画の話題を学校で話しかけるわよと脅され渋々従っていた郁子だったが、共通の趣味の友人ができたことを嬉しく思うようになっていった。親交を深める二人だが危機が訪れる。
 黒木をよく思わない生徒指導の教師(おそらく、吉瀬美智子。生徒を脅したり圧力をかけたりしてる)が生徒を唆した結果、自分たちの好きなものを守るために図書準備室への立てこもり事件を起こしてしまったのだ。黒木はすべての責任は自分にあるとして離職、その協力者として都子は停学になる。自暴自棄になる都子だが、黒木の家で一日中「風流院みやび」の漫画を読み漁り、ただただ好きなことをお互いに話し合ったことで復活。再び学園へ戻り、生徒指導の教師(おそらく、吉瀬美智子)の不正を暴く。さらに生徒会選へ立候補し、少女漫画が自分を育てたこと。そしてそれと同時に冷泉学園の厳しい規律もまた今の自分を作ってくれたことを語る。しかしその厳しい規律が生徒たちを押さえつけてしまっていることも事実であり、それが生徒たちを苦しめてしまっていることを訴えた。規律はそのままに自分の好きなことを語る権利、自由な同好会の設立を掲げ、郁子は生徒会長へとなる。生徒会選挙で争った美空雛乃(郁子の良い友人でもある優秀な1年生。郁子のことを尊敬しているがそれと同時に自分でも気づかない嫉妬とコンプレックスを抱えていた)は、自分は後悔していないといい、都子と競い合いことが趣味になりそうと笑う。後日、黒木は学園側の超校則的処置によって復帰する。「展開が少女漫画みたいだよね」と二人は笑いあうのだった。

 序盤から黒木が「風流院みやび」本人のような描写が見られるが、中盤になってそれがミスリードで、黒木はみやびの幼い頃の友人であることがわかる。「風流院みやび」本人は最後の最後まで登場しない。冷泉学園の卒業生であり図書準備室を利用していた。

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