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疑いを持って、ケチをつけるつもりでテイスティングすることにより、あらたな発見をもたらす。

試すものがあれば、比較してみる。

感想を先に持つこと、予想を立てることで、疑問や発見が塗布している時に浮かんでくる。要は剤に疑いをかけることで、ものの本質を見るような感覚である。

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時に、どっちがどっちだったかわからなくならないようにカップの色をわけ、わかるように努める。

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洒落た本を読むこの金髪ガールは見ての通り地毛がかなり黒い。

黒すぎるがためにパワーが求められ、ブリーチ力は試される。


シャンプー後の写真が下の写真になる。

右が従来使用しているもの。

左が試作品、試したいものだ。疑いをかけられているものだ。

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ぱっと見、一緒じゃんと思う方は一般の方で、

ちょっと違うかな? と思う方は見る目があるね、

左の方が明るくなっているな、と思うかたはおそらくブリーチに明るい美容師さんだろうと思う。このわずかな黄色みを見分けられるかは美容師としては必要な目の力だと思う。


そして次のステップ。

カラーを塗布するわけだが、これもまたおニューな薬剤を。ジェル状の2剤の試飲、

いた試し使用。飲んではいけないヤクである。

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先輩カラーリストと塗布。

混ぜる、塗布する、見る、感じる

この一連のことを行いようやく薬剤にケチを付けれるというものだ。疑う気持ちでのぞみ、新しい食感を得るというものだ。

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仕上がりはこんな感じ。

この仕上がりは正直今回の記事に必要な写真ではない。

毛先はすでに3回くらいブリーチされていたから、ある程度どんな薬剤を薄めに塗ってもこうなるのではないかと思う。

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あくまで、薬剤をためすために塗布し、見て、感じる、これをやることで自分たちが仕事をするための必要なツールを見極めるということが必要なプロセスなのである。

にしてもまた進化した薬剤が出てきたものだ。

楽しみ。

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