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写真を撮るために、1度戻るという行動。

通勤中やる事と言えば、ラジオを聴きながら、今日1日の事を考え歩く事。

あとは気になったものを写真に撮る事。


通勤中、ふと目に止まったのが一輪の花。
柵の間から外を覗きこむように、顔を出しているかのよう。

曇り空の下、凛とした感じがどうにもいい感じ。


むむむー、これは写真に撮りたいという衝動が。


一度は通り過ぎたけど、振り返り誰もこちらに向かってきていない事を確認。横断歩道を渡ろうとしている女性が15mくらい先にいるが、こちらに向かってくる様子ではない。
iPhoneのシャッター音は朝の静かな通りに響き渡るには少々大きく目立つ音だし、知らない人から何を撮っているのだろうと注視されるのも少々恥ずかしい。

幸い誰もこちらには来ておらず、落ち着きながらランウェイを歩くパリコレのモデルばりの180°ターン。

ポケットからiPhoneを取り出す。

この場合ポートレートモードに設定して奥行きを出すことにしようと決める。あまり時間をかけたくない気持ちは手元を滑らかにしてくれる。

あとは画角をどうするか。

ポートレートモードにした理由も、奥行きをどのように表現するかを配慮した。

👆花を中心に撮ってみたけどおもしろくない。

👆うーん

やや上からになり過ぎかな。もう少し道を入れた方が奥行きが出るかな。

☝️道を入れ過ぎかな。


少しだけ右側をトリミング。
自分の中ではこれくらのトリミングがしっくりくる。(コントラストと彩度を少しいじっているが。)👇


👆花の正面から撮ってみたが、飛び出していることすらわからない、ただの花の写真になってしまう。そもそも写真に撮りたいという衝動は、歩いている時におきたもので、止まって正面から見たときではない。


花がここを出て、動ける可能性を広げる画角に切り取る。そのためには、奥行きは不可欠でまっすぐ伸びた道の突き当たりまで見えるといいのだろう。

これは、あとづけ的に意味を持たせたが、撮る瞬間にはそんな事は考えない。
瞬時に頭に浮かんだ、世界を切り取るだけだ。


あくまで、自己満足の世界である。


その自己を満足させるためには、恥ずかしさを恐れず気にせず、シャッターを押すこと。
ランウェイでのターンはできないが、路上ではやってやるぜ。

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