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爽やかな朝、自転車後部座席から社会派なことを言う娘。
毎朝娘を自転車で途中まで送るのだが、機嫌がいい時は歌をうたい、機嫌が悪い時は何も口からは発せられることはない。そんな時は、こちらから声をかけてもうんともすんとも言わない始末だ。
今朝は機嫌が良かったのか、話しかけてきた。
「パパー、日本て戦争がないから平和だよねー。ずっと続けばいいのになー。」
「そうだよね、日本は平和だよね。世界にはイロハと同じとしの子でも、学校に行けない子もいるんだよ。」
「そうなんだー。みんな平和がいいのになー。」
朝から社会派な事を言うな、と思いつつ。
「環境破壊も大変だよね。」
と娘。
「牛さんが出すガスとか良くないんだよね。あと、牧場作るためにアマゾンの木をきったりとかしてるんだよねー。」
と続けてくる娘。社会派な事を立て続けてくる。前を見ながら少し斜めに顔を向け返事をする。自転車の運転をしっかりとしなければと思いつつ、社会派な事に少し驚きつつ。
何が適切な返答かはわからないが、
「そうなんだよね、何が悪いとか人によって感じかたも違うから、多くの人がそういう事を知って意識をもつ事が大切でよね。」
と父。自転車を運転しながらだと、体裁いい事しか、今は言えないなと言い訳を作る父。
恐らく、ママから聞いた事を咀嚼し、頭の中にある記憶されている事柄をアウトプットしているのだろうが、爽やかな朝にイロイロと考えさせれてしまった。
ヴィーガンになったのは、健康面に興味を持ったこともある。あとは、わずかながら環境問題に対して自分なりに腑に落ちる部分もあった事もあるが、いい未来を子供たちに残せるといいなと。世界の環境問題に対して、たいしたチカラではないけど、自分がいいと思うことをやることにしようと思う。
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