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美容師の日常のこと

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髪の毛のことが日々、気になります。
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2021年6月の記事一覧

公園にて最後のカット。

最後のカットはパンツルック。 カッコよくなりすぎるので、あえての滑り台。 なんてないシーンもポージングで動きをつける、さすがのモデルさんです。 目が見えるか見えないか、それだけでムードがかわります。 森林に行ったり、部屋の中で撮ったり、公園でとったり、 シチュエーション、洋服、空気感、光、いろんなことが勉強になりました。 カメラの個性も知ることができたし。 そして1日お付き合い頂いたモデルさんには感謝です。 それではまたの機会に。

鏡に映る自分。

今日来たお客様が沖縄に就活しに行くと言った。 今は前職をやめ有意義なフリータイムを過ごしているそうだ。 そして今度は沖縄で就職すると。仕事のために住む場所を決めていたが、住む場所を決めてから仕事を探すことをしてみたいとも言った。 次の住む場所は石垣島で考えているそうだ。 確実に東京都の時間の流れな違うのだろう。それを羨むのは東京で仕事をしているせいでもあるのだけど、向こうには向こうの時間軸があり、東京と比較するからこそそこに価値を感じてしまうという錯覚みたいなものある

普通にいいね、を壊していく。

ざっくりと、 ときには雑な感じもいいのかと。 多分、几帳面な方にた難しいのかもだけど、 几帳面でない自分にとっては、その時の雰囲気でシャッターを押すことがいいときもある。 なんだったら、誰がカメラの前を歩いてもらうみたいな。 そうすると、カッコよいモデルさんも決め決めな感じが崩れてくれるような気がする。そっちの方が写真を撮っていて楽しい。 普通、当たり前をいかに壊していくか、そこが今後のテーマでもある。

それぞれが考える。

写真を撮る事に集中し過ぎて、気にすべき髪の毛をおざなりにしてしまっていた事に気づいたとき、分業する事のメリットを再確認した。 カメラ、ヘア、メイク、衣装、モデル、それぞれのプロフェッショナルが、見るべきところ、触るべきところを考える事がより質の高い作品ができるのだと。 時にこのように背景をもつ人もいたりするのだ。 ※※※ さて、さて450日連続でnoteを触ってきたが、連続でなければいけないという変なこだわりを一度お休みするか。 書けるときに書きたい事を書く事にして書い

色を言葉にする。

色を言葉で表現することは容易ではない。 なぜならば、色の存在には光や空間、その時の温度感や空気感があって初めて色を表現できると思うからだ。 別に哲学的なことを言いたい訳ではないが、色って言葉次第でどうにでも変われるような生き物のようなものだから、 そっと言葉を色に乗せてあげることで、見る人のイメージを膨らませてくれるものだと信じている。

撮影日は天候に恵まれることが大切。

近所の公園にて撮影。 今回はスタッフは自分も含め3名。 メイク、アシスタント、そしてカメラの自分。 いつも来ている近所の公園だけど、モデルさんを立たせての撮影ともなると、普段とは違う視点になり、浅めな呼吸、違う香りがしてくる。感度が敏感というか、いい絵を探す目になるというか。 なんてない場所でもモデルさんが立つことでストーリーが生まれる。 隠し撮りをするようなイメージで隙間から、遠くからファインダーを覗いてみる。 暑くなる前のこの季節、緑も生い茂りいいシチュエーシ

配色欲。

カラーデザインを考える時にいくつかの選択肢を持つようにしている。構築するうえでの要素や引き出しをいくつか用意するみたいな。 その中でも自分の中では外せない要素はある。要素と言えばなんだかデザイナーぽいが、自分の場合、病の発症のように起きる感覚だ。 それは どうしても左右を合わせたくなくなる病と、 どうしても黄色を配色したくなる病があいまって、 よせばいいのに、もう一色配置したくなるような、配色欲が湧き上がる次第でございます。