『天使と噓』マイケル・ロボサム(著) 越前敏弥(訳)
〈英国推理作家協会賞最優秀長篇賞受賞作〉臨床心理士のサイラスが施設で出会った少女イーヴィは嘘を見抜ける能力を持っていた。そして、彼らは警察の要請で女子スケートチャンピオン殺害事件の捜査に加わる。将来を期待されていた選手に、何が起こったのか――世界各国で激賞された傑作ミステリ
嘘を見抜けるキャラありきの特殊設定ミステリーかと思いきや、普通の刑事ドラマであった。普通におもしろい。正直、嘘が見抜けるとかより、二人の主人公の生い立ちの壮絶さのほうが魅力的。そんな二人が友愛を培ってゆ