なぜクラファンをしようと思ったのか
はじめまして、会社員をしながら副業でコーヒーをやっているおっくんです。
ぼくは3月19日から人生初のクラファン(クラウドファンディング)をはじめました。
クラファンとはご存知の通り、インターネット上で不特定多数の方から支援という形でお金を募るサービスなのですが
目標金額は6万円で、その目標金額は開始してから1日も経たずにクリアしました。
本当にありがとうございます。
最初はそんなに集まるなんて思っていなくて、2週間かけて6万円が限界かなくらいに思っていたのですが
大きく予想を外し、うれしい誤算となりました。
同時に責任も感じていて、支援してもらったからにはしっかりとコーヒーバッグを作らないといけないし
これからもコーヒーの活動を止めてはいけないし、支援していただいた方にもしっかりとお礼をしないといけません。
できれば2倍、3倍、いや10倍くらいにして返したいと思っています。
さて、はじめに言っておくと今日のnoteは長くなります。
今回はなぜクラファンをしようと思ったのかについて書いたあと、
コーヒーで伝えたい想いや、これから挑戦したいことについても書いてみます。
勢いで書いていくので、何か間違ったことを言っていたらコメント欄で優しく教えてもらえるとうれしいです。
なぜクラファンをしようと思ったのか
コーヒーをより多くの人に楽しんでもらおうと思ったとき、活動の範囲はどうしても自分のお金との相談になります。
それに自分の想いを届けたいと思っても、なかなかたくさんの人に知ってもらうことは難しいですよね。
クラファンは、それらを同時に叶えることができると思って始めました。
ぼくは普段会社員をやっているので、コーヒーで大きく稼がなくても生活していけます。
でも、コーヒーの生豆を買ったり、新しいコーヒー器具を買いたいと思うと、どうしてもお金が足りなくなってしまいます。
自分のお金がなくなってしまったら、そこで活動の限界を迎えてしまうんですよね。
そうなると、自分のやりたいことを実現するのにも時間がかかり過ぎてしまうし、夢を叶えることもできません。
それに自分の想いを語ろうと思っても、なかなか人に届けることは難しいです。
ただふつうにnoteに書いてみても、あまり多くの人には読まれないし、結果的に伝えたい想いも特定の人にしか伝わりません。
このnoteだって、もしかしたらぼくがクラファンを始めていなければ、あなたは読んでくれていないかもしれないですよね。
クラファンのいいところは、想いを届けながら、支援を募ることができることだと思いました。
そうすることで、ぼくのやりたいことにより早く近づくと思って、今回始めさせてもらいました。
コーヒーで伝えたいこと
スペシャルティコーヒーというコーヒーはご存知でしょうか。
要はおいしいコーヒーのことを言うんですけど、まだ世界中で5%しか流通してないと言われています。
ぼくはそのスペシャルティコーヒーを広めていきたいと思っているのですが、まずはその理由から語らせてください。
コーヒー業界はこれまで搾取されてきました。
生産はそのほとんどが発展途上国と言われるところで、消費されるのは日本やアメリカをはじめとした先進国がほとんどです。
コーヒーは世界中で飲まれているし、インスタントや缶コーヒーなど生活に馴染んでいます。
ただ一方でビジネスのために生産者はコーヒーを安く買い叩かれ、コーヒーでは生活していけなくなってしまったことがありました。
コーヒーを作っていても生活できないからと、麻薬を栽培する農家さんも出てきたり
コーヒー農家をやめる生産者さんたちも増加していき、コーヒーの生産自体が危ぶまれる事態となりました。
想像してみてください。
ぼくたちが安いからと買っているコーヒーは、まずその窓口となるスーパーやコンビニにお金が利益として落ちます。
次に焙煎(コーヒーを焼く工程)や、パッケージを作っている会社にお金が落ちます。
さらに生豆を仕入れる業者だったり、国をまたいで運搬される交通費や航空費が加算され
最後に残ったのが生産者に対するお金です。
ここまで書いてお気づきだと思いますが、安いコーヒーでは、ほとんど生産者には還元されません。
もうひとつ、安く買い叩かれてしまうと起こる重大な問題があります。
それはコーヒーの品質が落ちること。
コーヒーは基本的にはグラム数で取引されます。
質よりも量で計られてきたのがコーヒーなので、おいしくないものでも、コーヒーチェリーがまだ熟していない未熟なものも出荷して
グラム数を稼ごうとする農家が増えてしまいます。
そうして過去に、コーヒーの品質は年々下がっていく結果となりました。
おいしいコーヒーを継続的に飲みたければ、それ相応の対価をしっかりと払い続けなければいけません。
そしてその枠組みが、スペシャルティコーヒーと呼ばれるものなんです。
これまでは量でしか計られてこなかったコーヒーを、質と量の両方で計り、品質の高いコーヒーはこれまででは考えられない金額の値段がつきます。
そうすることで、しっかりとコーヒーの生産者さんにお金を渡すことができ、生産者さんがコーヒーの生産で食べていけるようになります。
もっといえば、教育にもお金をかけられるようになります。
先ほども言ったように、コーヒーの生産はそのほとんどが発展途上国です。
村に学校がないところも多いですが、最近ではコーヒーで稼いだお金で学校が立つ例も増えてきました。
実はコーヒーは世界で2番目に取引量が多い商品と言われています。
1番が石油なので、石油に注ぐ国際的な貿易商品なんです。
以前アフリカのルワンダという国で、内戦がおきました。
ジェノサイドと呼ばれる、わずか100日で人口の約1割にものぼる80万人以上の死者を出したと言われる戦争がありました。
もちろん経済的にも大損失を被りました。
ですがルワンダはそこからコーヒーの生産に力をいれ、そこからの再生は「アフリカの奇跡」と呼ばれています。
それくらい、コーヒーの持っている力は強いんです。
ぼくはスペシャルティコーヒーを売ることで、まずはコーヒー自体を持続可能なものにしたいと思っています。
それもできれば、消費者側もハッピーな形が理想です。
ちなみにフェアトレードでは品質を保証できませんし、小規模な農園の支援はできないので、支援は限定的になってしまいます。
スペシャルティコーヒーと言われるおいしいコーヒーを売ることで、ワインを選ぶようにコーヒーを選んでほしいし
それによってコーヒーの生産が持続的かつ、年々おいしくなっていくのが理想です。
さらにいえば、生産地の支援も行なっていきたいです。
仮に学校ができても、働く場所がなければ生活できません。
そのためにコーヒー農家になるという選択肢ができたらいいし、逆にコーヒーを買うことで学校ができるとかの支援につながっていったらうれしいです。
今後やりたいこと
すみません、これでも簡潔にぎゅっとまとめたつもりなのですが、やっぱり長くなってしまいました。
今回のクラファンはすでに200%を超えているので成功です。(まだまだご支援お待ちしています!!!)
そして次の展開は、コーヒーの焙煎所を作りたいと思っています。
今の焙煎釜では小さすぎて、少数の人にしかコーヒーを届けられません。
できればカフェを併設したコーヒーの焙煎所を作りたいと思っています。
そしてもうひとつ、ここまで書いておいてなんですが
スペシャルティコーヒーという枠組みだけでは限界があると思っています。
長くなってしまったので結論から書くと、コーヒー農園を書いたいと思っています。
コーヒーは農作物なので、その年で出来不出来が異なります。
良い時もあれば、悪い時もあるんですね。さらにはハリケーンで根こそぎやられてしまうことなんかもあります。
そうなると、品質のいいものをそれに見合った対価で買い取るスペシャルティコーヒーでは農園の支援ができません。
やっぱり一番理想なのは、農園のコーヒーを一括で買うことを約束するか、農園ごと購入してオーナーになってしまうことだと思います。
ぼくは近い将来、そこにも挑戦していきたいです。
そのためにもまずは焙煎所、そしてそのために、まずはもっとオンラインストアの売上をあげることが大事だと思っています。
おわりに
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
初対面の人にこれだけコーヒーのことを語るのは気がひけるので、ひとまずここに書き残してみました。
読んでいただけて本当にうれしいです。
わがままを言って恐縮ですが、もし少しでも共感するポイントあれば応援してもらえるとうれしいです。
そしてクラファンの期間も残りわずか。
あと数日、やり切っていきたいと思います。
ここでサポートしていただいたお金は、すべてコーヒーの研究費に使わせていただきます。新しい生豆を購入して焙煎や抽出の研究をしたり、新しいコーヒー器具を購入してレビューしたりします。あとたまに美味しいもの食べます。笑