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「休むって言いづらい」「わからない」生理のもやもや、正しく知ると職場はどう変わる?

※本記事は「あらゆるワタシに選択肢を」をテーマに、生理やカラダに向き合う ランドリーボックス とのコラボレーション企画で執筆されました※

(文:ランドリーボックス編集部)

毎月やってくる生理。症状や重さは人それぞれだけど、よくあるお悩みといえば、こんな感じ。

・急にきたりするから、生理用品の持ち合わせがないと詰む
・経血量が多く、会議が長引くと漏れていないか不安になる
・お腹が痛くなったり、頭が痛くなったりする
・業務が立て込んでいるのに、PMS(月経前症候群)のせいで集中できない
・食欲が暴れ出す
・尋常じゃない眠気

生理がある人にとってはよくあること。なかには「仕事に支障がある」という人も少なくありません。

でも、これって生理がない人にとっては、なかなか想像しづらいんじゃないかなと思います。

「生理休暇を良く思わない」男性は少数派。でも…

ランドリーボックスが実施した「男性の生理に関する意識調査」(一般男性100人を対象に2020年に実施したインターネット調査)のなかから、生理休暇に関するデータをご紹介します。

「生理痛で仕事を休む女性についてどう思いますか?」この質問に対して、約9割の男性が「良いと思う」(89%)と回答しました。

ほとんどの人が生理休暇を肯定的に捉えていることが分かりました。理由として「女性特有のものだから仕方がない」、「つらいだろうから、ゆっくり休んでほしい」、「無理しないで堂々と休んでほしい」などの意見がありました。この結果、ちょっとホッとしますよね。

一方、「わからない」(7%)と回答した人に理由をたずねると、次のような回答がありました。

「正直、生理ってそんなに辛いものなのか疑問です」
「痛みがどんなものかわからず、正当性がわからない」

さらに、少数派の「良く思わない」(4%)と回答した人に理由をたずねると、次のような回答がありました。

「市販薬を飲むなど対応できることがあるので、仕事を休むのはどうかと思う」
「医者に行くなど、仕事に支障の出ない方法を早急に取るべき」
「本当なら仕方がないけど、生理を口実にわざと休むのはやめてほしい」

少数派とはいえ、疑問の声や、否定的な意見を聞くと、なんだか「休む」って言いづらくないですか?

でも生理のことをもっと知る機会があれば、ちょっと変わるかもしれません。

「ソフィ みんなの生理研修」とランドリーボックスは、5月28日の月経衛生デーをきっかけに、身近な人との“生理の相互理解”について考えてみました。

「カラダの困りごと、相談できる?」 生理を理解する意義とは

厚生労働省によると、日本の企業における生理休暇の取得率は、なんと1%以下らしい。そもそも、生理による体調不良を相談できる雰囲気じゃないことや、理解されないと感じてしまうことが休みづらい理由になっているようです。

職場の男女比率も影響しそうですが、ランドリーボックスの調査からもわかるように、生理のない人たちは、単純に知識がないだけなのかも…?

生理にまつわる知識向上と相互理解を目指して、2020年から開催している企業向け研修プログラム「ソフィ みんなの生理研修」。

企業・自治体・教育機関など、全国各地から関心が集まり、100件を超えるお申し込みがありました(順次実施中)。それだけ生理への理解を深めようと取り組む意志のある人が多いことに時代の変化を感じます。

”生理研修”というと、どうしても女性向けのイメージがあり「男性は参加しないほうがいいんじゃないか」、「男女合同だと参加者が集まらないのでは?」などの不安の声もあります。ですが、男女合同研修として参加してくださった企業の男性参加者からは、こんな声が集まっているんです。

「安心してもらえる関係・環境づくりをしたい」

生理について話しやすい職場にするために、「まずは安心して相談してもらえるような関係づくりをしなければ…」という声があがりました。これまで以上に信頼関係を築くことを意識していけば、仕事にもいい影響がありそうです。

「しんどいときは休みましょう」という雰囲気づくり

生理を経験したことがなくて、今まで大変さを想像できなかったけど、生理に関する正しい知識をもったら、「休ませてあげたい」と素直に思った。そんな声もありました。

「相手を尊重してサポートしたい」

生理について、話したい人もいれば、話したくない人もいる。生理に関する価値観が人によって違うことがわかった、という男性の声がありました。相手を尊重して、少しでもストレスを減らしてあげられたらいいな、と感じたそう。

「妻に対しても、優しくしたい」

この男性は、職場で「みんなの生理研修」を受けて生理について知っていくことで、ふとパートナーのことも考えるようになったといいます。職場と同じように家庭でも、もう少し気遣ってあげられるんじゃないか、そんな気づきがあったそうです。

参加者の9割以上がおすすめする理由

「ほかの企業にもみんなの生理研修を推奨したい?」に当てはまる回答は?

実際にみんなの生理研修を受けた人に「ほかの企業にもみんなの生理研修を推奨したい?」と質問したら、なんと9割以上の方が「推奨したい」と回答しました。その理由として、女性の多くが「相談しやすい環境づくりにつながる」、「自分自身も生理や女性の健康について学べる」と回答しています。


男性は「生理や女性の健康について学ぶ機会が少ない」、「これまでフォローできなかったが、お互いに話せる空気づくりにつながる」、「チームビルディングにもいい影響」などの理由を、多くの人があげています。

知ることで、生理休暇への捉え方や、職場の雰囲気もずいぶん変わりそうですね。

生理の「ある・なし」に関わらず、お互いが理解し合えるきっかけとして、「みんなの生理研修」に参加してみませんか?

ソフィ「みんなの生理研修」概要資料DLはこちら

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